ちょっと背高のスズキ新型「ワゴンRスマイル」は街乗り快適! ターボ車なしの理由とは?

スライドドアを備えた新型軽自動車として、スズキ新型「ワゴンRスマイル」が発売されました。全高をやや抑えたモデルですが、どのようなモデルに仕上がっているのでしょうか。

新型ワゴンRスマイルにターボ車の設定がないのはなぜ?

 じつは、新型ワゴンRスマイルは多くの軽自動車と違う部分があります。それはターボエンジンが用意されていないということです。

 ワゴンRやスペーシアであれば「加速の力強さを求めるならターボを選べばいい」といえますが、スマイルはその選択肢がないのです。

 どうしてターボ車がないのでしょうか。

スズキ新型「ワゴンRスマイル」
スズキ新型「ワゴンRスマイル」

 開発者によると「ターボ車のニーズを探っているところ」といいます。

 新型ワゴンRスマイルは「購入しやすいプライス」にも注力され、「バリエーションは上(高価格の仕様を用意する)よりも下(ベーシックタイプ)に広げました。マイルドハイブリッドがない仕様を用意しているのもその一環です」と開発者は教えてくれました。

 確かにベーシックグレード「G」では130万円を切るなど、控えめなプライスです。

 ターボエンジンを設定するには単にメカニズムのコストアップだけでなく、開発の手間もかかります。しかし、一方でそれを用意してもそう多く売れるわけではないという現状があります。

 ターボ車の比率はワゴンRやスペーシアで10%ほど、比較的多いとされる「ハスラー」でも25%ほど。そのため、街乗りを重視した新型ワゴンRスマイルには設定していないということです。

「メカニズム的に設定できないハードルがあるわけではない。要望があれば検討していく」と開発者はいいます。

 ターボ車が欲しいと感じている人は声を上げるといいかもしれません。筆者(工藤貴宏)も、もし新型ワゴンRスマイルを購入するならターボエンジンを選びたくなるところです。

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【画像】ワゴンRっぽくない!? 背が高すぎない新型「ワゴンRスマイル」(29枚)

【買取査定】スズキ車が高く売れる!?(外部リンク)

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Writer: 工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

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