東京五輪は何でもアリ? 関係車両が約100件の違反&事故、さらに当て逃げか なぜ運転手は法規&マナー守らない?

東京オリンピックが開催され、連日のように各国の選手が活躍している様子が報じられています。一方で、大会運営や参加チーム、報道関係者などの幅広い分野が車両を使用していますが、事故や悪質な運転マナーが問題となっています。

40キロ制限道路を90キロ以上で爆走! 五輪車両はどんな人が運転しているのか?

 2021年7月23日から開催されている東京2020オリンピック競技大会ですが、大会運営や参加チーム、報道関係者などの幅広い分野でさまざまな車両が活躍しています。
 
 しかし、運営車両による事故や道路交通法&運転マナーを無視した走行などが多発しているといい、さらには8月1日夜に五輪関係車両が複数台に追突かつ側壁に衝突した状態で当て逃げを起こす事件まで発生しています。
 
 連日報道される選手の活躍の裏で多発する悪質な運転行為とは、どのようなものなのでしょうか。

ボンネットを開けたまま走行している五輪関係車両も!(写真撮影:加藤ヒロト)
ボンネットを開けたまま走行している五輪関係車両も!(写真撮影:加藤ヒロト)

 選手村がある有明やお台場を中心に五輪仕様の車両を見かける機会が増えました。

 白地に赤や青の幾何学模様が入ったトヨタ「ノア」や「ヴォクシー」、「プリウス」や「ミライ」などがとくに多く、ほとんどは日本人が運転しているように見えます。

 クルマのドアに国名を大きく掲示した車両も時々見かけます。これらのクルマはその国のチームメンバーや関係者に貸し出されているようで、恐らく日本人スタッフではないその国のドライバーが運転していることもあります。

 しかし、前述のように事故や道路交通法&運転マナーを無視した走行が目撃されます。実際に筆者(加藤久美子)や知人が目撃した例を紹介してみます。

 ・ウィンカーも出さずに急に割り込んで来る
 ・首都高走行中を首都高3号線の谷町ジャンクション手前の車線変更禁止区間で平気で車線変更
 ・制限速度オーバーの走行も頻繁にあり
 ・スマホアプリで提供される専用の道路情報を見ながら運転。フラフラ、のろのろ、急ブレーキ多数

 なお、この原稿を書いている数時間前にもお台場から芝浦近辺で道路交通法を無視した運転を目撃しました。

 場所はレインボーブリッジ(首都高ではなく一般道)近辺で、そこは制限速度40km/hの道路です。

 五輪仕様のトヨタ「カローラツーリング」が制限速度2倍以上と思われる100km/h近いスピードで爆走しており、深夜から未明の時間帯で交通量は少ないのですが、だからといって許されるはずはありません。

 さらに明らかに五輪警備の自転車(乗っている人もセキュリティのプレートを下げていました)が有明近辺の交差点を斜め横断するシーンにも遭遇しました。これも同じ時間帯です。

 都心の道路に詳しくないドライバーが運転しているケースもあるでしょうから道に迷ったり、急に車線変更したり、マナーを守る余裕のある運転ができていないのはある程度仕方ないとも感じますが、極端な速度違反や交通ルールを完全に無視した運転は絶対NGです。

 また以前、ボンネットを開けたまま走っていた「プリウスPHV」にも遭遇しました。

 現行のプリウスPHVにおいては、ボンネットが閉まっていない状態でクルマのエンジンを掛けると、半ドア警告音と同様のブザーが鳴るようです。

 そのため、きちんと閉めない限りずっと鳴り続けるとのことなので「気づかない」はずはないのですが、筆者が遭遇した「ボンネット開けたままのプリウスPHV」は約2km位同じルートを走っていましたがずっとそのままでした。

 クルマの運転技術やマナーについてはもちろん、クルマの基本的な操作方法や警告音が意味するもの、対処の仕方すらも分かっていないのかもしれません。

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