ほぼSFな「空飛ぶクルマ」世界初の有人都市間飛行に成功! 300馬力の高出力版も登場か?

クレイン・ビジョン社は、2021年6月28日に自社が開発した空飛ぶクルマ「エアカー」(AirCar)でニトラ国際空港から首都のブラチスラヴァ国際空港まで35分間飛行したと発表しました。

300馬力の高出力版も開発中! !空飛ぶクルマ「エアカー」

 スロバキアのクレイン・ビジョン社は、2021年6月28日に自社が開発した空飛ぶクルマ「エアカー」(AirCar)でニトラ国際空港から首都のブラチスラヴァ国際空港まで35分間飛行したと発表しました。

 クレイン・ビジョン社によると、空飛ぶクルマの都市間飛行は世界で初めてです。

 ボタンひとつでクルマの状態から飛行機の状態へ形を変えるエアカーとは、どんな特徴があるのでしょうか。

クレイン・ビジョン社の「空飛ぶクルマ」(クレイン・ビジョン社の公式YouTubeより)
クレイン・ビジョン社の「空飛ぶクルマ」(クレイン・ビジョン社の公式YouTubeより)

 今回都市間を飛行したクレイン・ビジョン社のエアカー(試作1号機)は、最高出力160馬力を発揮するBMW製エンジンや折りたたみ式の翼などを搭載。すでに40時間以上のテスト飛行を完了させているといいます。

 最高巡航速度は190km/hで、高度2500mを飛行することが可能です。

 今回飛行したエアカーはブラチスラヴァ国際空港へ着陸した後、3分未満で飛行機から自動車の状態へ姿を変え、空港から首都ブラチスラヴァの中心部へ道路で移動しました。

 空を経由したニトラからブラチスラヴァへの移動時間は、道路を使った場合と比べて半分に短縮されたそうです。

 クレイン・ビジョン社の最高経営責任者(CEO)兼最高技術責任者(CTO) ステファン・クレイン氏は、「このフライトは、まさにデュアル・ビークル時代の始まりです。新しい交通手段を開拓し、クルマが本来持っていた自由を人々に与えます」とコメント。

 また、クレイン・ビジョン社の共同設立者であるアントン・ジャザック氏は、「もはやエアカーは単なるコンセプトの証明ではなく、190km/hで高度2500メートルを飛行したことで、SFを現実のものにしました」とコメントします。

 クレイン・ビジョン社は、最高出力300馬力のエンジンを搭載したエアカー試作2号機の開発も進めており、推定巡航速度は最高300km/hで、航続可能距離は1000kmを実現する計画です。

【画像】結構「クルマ」な形のまま空を飛ぶ! クレイン・ビジョンの最新鋭「エアカー」を画像で見る(12枚)

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1件のコメント

  1. 空飛ぶクルマと言ったら走行できない有人ドローンよりも
    やっぱ空陸両用車の方が車らしさがあって一番しっくりくる

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