タイプRは出る? 全面刷新のホンダ新型「シビック」 セダンなぜ無い? 新旧比較で分かる11代目とは
運動性能はさらに進化? 気になるタイプRの日本導入はいつ?
日本市場の10代目と11代目のエンジンはともに、最高出力182馬力の1.5リッターターボエンジンを搭載。トランスミッションはCVTと6速MTが選択可能です。
しかし、11代目では細かな部分を進化させています。とくに、トランスミッションの違いによって、特性が変わるといいます。
CVTでは、ステップアップ(ダウン)のシフト制御をおこなうことでストレスフリーな走りを実現。
6速MTでは、出力特性のチューニングをおこなうことで伸び感を演出するほか、ワイドギアレシオによる加速性能と燃費を両立させた走りを体感出来ます。
また、10代目から11代目の変わった部分では、シャシやボディの細部を刷新&剛性向上させたことでハンドリングや乗り心地、静粛性が大きく進化しました。
11代目となる新型シビックの運動性能に関してホンダは、「クルマの基本性能を欧州の交通環境で鍛え上げて、各地域のニーズや交通環境の特性に合わせて開発しました」と説明。実際に日本の道路事情に合わせたチューニングが施されているようです。
快適機能面では、新型ヴェゼルに採用された自然が生み出したような風が出てくる「そよ風アウトレット」に類似する機能を採用。
9.9インチのディスプレイオーディオでは、使用頻度の高いアプリをメイン画面に配置することで操作階層の低減化を図ったほか、指置きを作ることで走行振動下でも安定した操作が可能です。
コネクテッド面では、「緊急サポートセンター」「リモート操作」「自動地図更新サービス」「デジタルキー」「車内Wi-Fi」などを全車標準装備。
ホンダの先進安全運転システム「ホンダセンシング」では、「踏み間違い衝突軽減システム」や「トラフィックジャムアシスト」「パーキングセンサーシステム」などが11代目では新たに追加されました。
さらに、ホンダ初の機能では対向車/先行車だけでなく歩行者にも配慮した「アダプティブドライビングビーム」を採用したことで眩惑低減と遠方の視認性を向上させています。
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このように10代目からさまざまな部分が大きく進化した11代目ですが、前述のとおり日本市場ではハッチバック(ガソリン車)のみとなっています。
しかし、今後のラインナップに関してホンダは「2022年にハイブリッド車(e:HEV)やタイプRも日本市場に投入する予定です」と話しており、新生シビックシリーズにも期待が出来そうです。
この形が有って他にセダンを作る必要あるか?