レザー仕様で高級感アップ! 「本革シート」が似合うちょい古モデル5選

上級サルーンはもちろん、軽オープンにも本革採用!

●ホンダ「レジェンド」(4代目)

 ホンダの最上級モデルとして1985年に誕生したアッパークラスサルーン「レジェンド」は、同社の市販車初のV型6気筒エンジンと3ナンバーボディを採用し、高級車のジャンルにも進出した歴史を作ったフラッグシップモデルです。

 1990年に誕生した2代目は、当時販売されていた「インスパイア/ビガー」と同じ「FFミッドシップ」というエンジンレイアウトを採用。

ホンダ「レジェンド」(4代目)
ホンダ「レジェンド」(4代目)

 当時としては希少だった運転席エアバッグやABS、シートベルトプリテンショナーなどを全車に標準化するなど、安全性にも配慮しつつ、ホンダらしい都会的なスタイリングで人気モデルとなりました。

 またバブル景気時代に開発されたこともあり、同じプラットフォームやパワートレインを採用した「レジェンドクーペ」も非常に人気が高いモデルでした。

 その後1995年には3代目へとモデルチェンジ。時代はミニバン全盛期ということもあり、クーペを廃止しセダンに1本化しましたが、あまり注目を集めませんでした。

 高級サルーンが低迷期を迎えるなか、2004年には4代目へとフルモデルチェンジ。注目度こそあまり高くありませんでしたが、じつは見た目以上に中身が大きく進化しています。

 それは新開発の4WD「SH-AWD(Super Handling All-Wheel-Drive)」の採用です。前後輪と後輪左右の駆動力を電磁クラッチによって自在に変化させ、旋回性を高めることを可能にした世界初の先進的な4WDシステムで、現行モデルのレジェンドやNSXにも受け継がれています。

 そして、今回の狙い目はまさしくこの4代目です。現在、装着車が増えている先進安全装備のひとつ「衝突被害軽減ブレーキ」の前身とも呼べる「追突軽減ブレーキ(CMS)」も搭載され、現代でも通用する安全性を確保しています。

 インテリアのデザインこそオーソドックスなものですが、レザーインテリア(本革シート 運転席&助手席シートヒーター付)をオプション設定。居住空間はホンダ最上級モデルだけあって広々しており高級感も漂います。

 それでいながら、2010年以前の初期モデルは40万円から100万円前後で入手可能。多少高い税金を払ってもトータルで見ればかなりリーズナブルといえます。

 輸入高級サルーンの中古車より、はるかに維持費も安く済ませることができます。

●ダイハツ「コペン」(初代)

 1990年代に突如巻き起こった「軽オープンスポーツ」ブームでは、数々の名車が誕生しました。ダイハツはそれから少し遅れた2002年に、軽オープンスポーツ「コペン」を発売。

 コペンは全長3395mm×全幅1475mm×全高1245mmと軽規格内に納めつつも、1950年代・1960年代をほうふつとさせる「ティアドロップ」シェイプを採用。さらに軽では搭載自体が珍しい電動格納式ルーフを採用(ディタッチャブルトップも存在)し、楽しげなクルマに仕立てられています。

 トランスミッションは5速MTと4速ATを採用。エアバッグやABSも標準とするなど装備も充実しており、エンジンも直列4気筒ターボを搭載するなどホンダ「ビート」やスズキ「カプチーノ」より洗練されたフィーリングで、気軽にスポーティな走りが堪能できる1台でした。

 2014年にはボディの外装パネルを着せ替え可能な「ドレスフォーメーション」を採用した2代目へとフルモデルチェンジ。初代と同じ2シーターオープンながらデザインは現代的に方向転換し、TOYOTA GAZOO Racingの知見を取り入れた「GRスポーツ」も設定されました。

 しかし中古車で狙うなら初代のほうが魅力的です。まるで「パイクカー」のように遊び心あふれる曲線で構成されたデザインは、往年のライトウェイトスポーツ感もあり、また赤い本革シートを採用するなどセンスの良さが光ります。

 中古車も装備内容を考慮するといまが底値に近く、40万円前後から探せます。これだけ趣味性の高いクルマを格安で手に入れられるのは非常に魅力的です。

 初期モデルは年式的に重課の対象となりますが、もともと税優遇制度の軽だけに重課分は微々たるものです。

 何よりこの価格なら「セカンドカー」として検討の余地があります。軽自動車特有のチープさを微塵も感じさせない赤い革シートで、運転する楽しさを提供してくれること間違いなしの軽オープンです。

※ ※ ※

 輸入車の専売特許のようなイメージがある本革シートですが、実際は数多くの国産車でも装備される、上級モデルの定番アイテムです。

 本革シートが似合うモデルはそのどれもが魅力的なクルマで、シートの上質な座り心地はそのクルマの価値を数倍高めてくれるといえるでしょう。

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