国産SUVでEVがじわじわ増加? トヨタはソーラー充電SUV発表! これから期待の新モデルとは
人気のカテゴリといえるSUVですが、徐々に電気自動車(EV)の選択肢が増えつつあります。これから登場するモデルも含めて、どんなSUVタイプのEVが存在するのでしょうか。
SUVタイプのEVがじわじわ増加中?
近年、世界的に人気のボディタイプとしてSUVがありますが、クルマのさらなる電動化を推進する動きも出てきていることから、SUVタイプのハイブリッド車(HV)に加えて電気自動車(EV)も国産メーカーから続々と登場しています。
現在、国産メーカーが日本市場向けに発表しているSUVタイプのEVには、どのようなモデルがあるのでしょうか。
かつて、存在したSUVタイプのEVとしてはトヨタ「RAV4 EV」があります(日本では初代RAV4ベースでニッケル水素バッテリー搭載のEVを1996年より限定販売)。
その後、リチウムイオンバッテリーの普及などとあわせて日本の自動車メーカーも量産EVを国内で発表し、ハッチバックタイプの日産「リーフ」(2010年初代発売)や軽自動車ベースの三菱「アイミーブ」(2010年に個人向け販売開始)などが登場しています。
そんななか、日産が2020年7月にSUVタイプのEVとして日産「アリア」を世界初公開しました。
日本市場での発売は2021年中頃とアナウンスしているものの、すでにスペックも公表されており、バッテリー容量は65kWhと90kWhを用意し、一充電の航続可能距離がもっとも長い仕様では最大610km(WLTCモードを前提とした社内測定値)を走行可能だといいます。
そのほか、日本市場で登場するSUVタイプのEVには日産だけでなく、レクサスが2020年10月に「UX300e」を限定発売。マツダも2021年1月に「MX-30 EVモデル」を発売しています。
UX300eは、発売当初はウェブ上から注文申し込みを受け付け、2020年分の135台分を販売するという販売形式をとっていましたが、2021年度分に関してはレクサス販売店を介して商談を開始できると、公式ウェブサイトで案内しています。
また、グローバル市場で2022年年央までに登場が予定されているSUVタイプのEVとして、トヨタの新EVシリーズ「bZシリーズ」の第一弾に位置づけられる「bZ4X」が存在します。
2021年4月19日に上海モーターショー2021で発表されたモデルで、コンセプトモデルというかたちではあったものの内外装が公開されました。
また停車中も充電できるソーラー充電システムを採用したほか、航続距離についても「冬場などでもお客さまに不便を感じさせない航続距離を確保」したと説明しており、優れた実用性を確保していることが期待されます。
生産は日本と中国でおこなわれる予定で、どのようなSUVタイプのEVとして市販モデルが登場するのか、注目される状況です。
それではここで、UX300eに関するクイズです。
2020年10月に発売されたUX300eの駆動用バッテリーの容量として正しいのは、次のうちどれでしょうか。
【1】35.5kWh
【2】42.2kWh
【3】50kWh
【4】54.4kWh
※ ※ ※
正解は【4】の「54.4kWh」です。
UX300eには「version L」と「version C」の2グレードが存在しますが、EVシステムはどちらも共通で、一充電の航続可能距離は最大367km(WLTCモード)と公表されています。
※クイズの出典元:カーデイズ
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