なぜ流れるウインカー流行らない? 法改正から7年も採用車種拡大ならず?
流れるウインカーは印象が良くない? ユーザー感情も理由のひとつ?
流れるウインカーが爆発的に普及しない背景として、前述のコストやデザイン上以外の要因もあるようです。
自動車業界関係者は、次のように話します。
「グローバルで見れば、アウディはLEDを活用したライトデザインに定評があるブランドで、流れるウインカーを採用したのも先進的なアイデアといえます。
一方、流れるウインカー自体は、日本国内でも、トラックなどを中心に見ることができました。しかし、それらはあくまで違法改造でした。
2014年の法改正で、諸外国と足並みを揃えるという狙いのもとで、流れるウインカーが日本国内でも認められるようになりましたが、合法化されても『違法改造』のイメージが根強く残っているユーザーも少なくないようです」

また、SNSでも流れるウインカーには賛否両論あるようで、好みは人それぞれのようです。
流れるウインカーには、視認性に優れるといった、合理的なメリットも多くあります。
また、各メーカーの技術レベルが均一化してきた現代では、デザインが差別化の大きな要素であり、ウインカーやライトはまだまだデザインの余地が多く残されているといわれています。
流れるウインカーが合法化された今、「違法改造」というイメージは年々薄れていくと考えられ、流れるウインカーを採用する車種は、今後緩やかに増えていくのではないでしょうか。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。



































