憧れのHVが100万円で手に入る!? 環境にも優しい中古ハイブリッド5選
人気のSUVや軽ハイトワゴンもひと世代前のHVなら100万円以下
●スバル「XV ハイブリッド」(2代目)
スバル「インプレッサ」ベースの派生車種として2010年に誕生したクロスオーバーモデル「XV」。
当時は「インプレッサXV」と名乗っていましたが、ロードクリアランスはベースと同じで、モデル当初はインプレッサの5ドアハッチバックをベースにした特別仕様車のような立ち位置でした。
プラットフォームこそ共通ながら、完全な独立モデルとなった2代目は2012年にデビュー。現在のスバル車に通じる「ヘキサゴングリル」や「ホークアイヘッドランプ」、少し高められた車高や黒い樹脂製のフェンダーモールなどを採用し、クロスオーバーらしいスタイルに進化しています。
また運転支援システム「アイサイト」も搭載され、SUVとして先進の安全性をいち早く取り入れたことでも話題になりました。
2013年にはハイブリッドモデル「XV ハイブリッド」が追加されましが、狙い目はこのモデルです。
スバルのAWD機構を搭載しつつ、EV走行やガソリンエンジンの補助的役割を担うモーターと3種類のバッテリーを搭載したシンプルな構造のハイブリッドシステムを組み合わせ、アイサイトはver.2へと進化。
全車速追従機能付クルーズコントロールにEV走行を最大限活用する「ECOクルーズコントロール」も採用しています。
全長4450mm×全幅1780mm×全高1550mmという、立体駐車場にギリギリ入る絶妙なボディサイズもポイントだといえます。
2017年には現行モデルとなる3代目へとフルモデルチェンジし、さらに進化したハイブリッドシステム「e-BOXER」を搭載するモデルもラインナップされました。
100万円で狙えるのは2代目のXVハイブリッドで、100万円以下の車両も探せます。
アイサイトとハイブリッド、スバルが得意とする悪路走破性も備えたスポーツSUVは魅力的。
●スズキ「ワゴンR」(7代目)
「ワゴンR」は安定的な人気を誇るスズキの軽自動車です。以前の軽自動車は小さくて狭いというのが常識でしたが、1993年にデビューしたワゴンRは全高を高くすることで頭上空間に余裕が生まれ、狭さを克服した画期的なモデルでした。
フロアパネルを二重構造としてシートの着座位置も高くすることで、視界も広く開放的な上に足元の窮屈さも解消。
さらにプラットフォーム共有化や、別車種のパーツなどを流用することでコストダウンも実現しました。
その後も時代と顧客のニーズに合わせ4速ATの採用やターボエンジン搭載モデルの追加などで人気を拡大。
使い勝手のいい軽ハイトワゴンのコンセプトは揺らぐことなく、順調にモデルチェンジを繰り返してきました。
5代目では2015年に「S-エネチャージ」が追加されました。S-エネチャージはシンプルなハイブリッドシステムで、搭載されるモーターは発電効率が高められ、減速エネルギーで発電。アイドリングストップからのエンジン再始動や加速時にはエンジンをアシストすることで燃費の向上を図るというものです。
そして、2017年に登場した7代目(現行モデル)には、このS-エネチャージが進化した「マイルドハイブリッド」を搭載。
スペースが限られている軽自動車でも搭載しやすくコストも抑えられており、現在のスズキのメインパワーユニットとなっており、燃費も25.2km/L(ハイブリッドFX 2WD・WLTCモード)の低燃費を誇ります。
そんな軽ハイトワゴンのパイオニアの現行モデルも、2017年式から2020年式あたりの中古車は100万円で購入可能です。
新車価格が130万円台中心なのでお得感は薄いかもしれませんが、新車の香りが残る高年式車が100万円以下は十分なインパクト。毎年の税金や保険料も安い軽の中古車でフトコロにも優しい1台だといえます。
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いまではハイブリッドは珍しい車種ではなく、単純にグレードのひとつという感覚になっています。
今後のEV化がどこまで進むのかはまだわかりませんが、どんなモデルを買うのかで悩んだら、ハイブリッド車を選べば間違いないでしょう。
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