100万円台で入手できて付加価値もあり? 安価でスポーティなMT車5選

そろそろ価格が上昇しそうな2台のスポーティモデルとは?

●ダイハツ初代「コペン」

軽自動車で最後の4気筒エンジン車だった初代「コペン」
軽自動車で最後の4気筒エンジン車だった初代「コペン」

 現在、販売中の軽オープンカーといえば、ホンダ「S660」とダイハツ「コペン」(トヨタ「コペンGRスポーツ」を含む)がありますが、S660が終売となるため、実質的にコペンだけになってしまいました。

 このコペンの初代モデルが、実はかなりマニアックなモデルです。

 2002年に発売されたコペンは、「アクティブトップ」と名付けられた電動油圧ポンプを用いて約20秒でルーフを後部トランクに収納できるオープンカーとしてデビューしました。

 また、初期モデルでは深みのある艶やかな輝きを持つ5層コートのボディカラーが設定されるなど、軽自動車らしからぬこだわりがあります。

 そして、初代コペンで特筆すべき点はエンジンで、最高出力64馬力の660ccDOHCターボは、いまでは失われた4気筒を採用。トランスミッションは5速MTと4速ATが設定されました。

 800kg台前半の軽量なボディに4気筒エンジンならではのスムーズな回転上昇、スポーティなエキゾーストノートなど、初代コペンならではの特徴です。

 初代コペンの中古車は物件数も多く、軽自動車としては比較的高額ですが低走行のMT車でも120万円前後で狙え、2シーターなのでセカンドカー需要が高いといえます。

 なお、アクティブトップよりも30kgほど軽量な取り外し式ルーフの「ディタッチャブルトップ」もありますが、こちらはかなり希少です。

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●マツダ「RX-8」

現時点でロータリーエンジンを搭載した最後のモデルとなった「RX-8」
現時点でロータリーエンジンを搭載した最後のモデルとなった「RX-8」

 マツダ車を語るうえで外せないのがロータリーエンジンですが、現在までで最後に搭載されたのが「RX-8」です。

 RX-8は2003年に誕生。ピュアスポーツカーとして人気を誇っていた「RX-7」の実質的な後継車として開発されました。

 ボディはコンセプトカーから昇華した抑揚のある斬新なデザインと、「フリースタイルドア」と名付けられた観音開きの4ドアが特徴です。

 室内も大人4人が座れる4シーターとなっているのも、スポーツカーとしては希少な存在といえます。

 搭載されたエンジンは654cc×2ローター自然吸気ロータリーの「13B型」で、次世代のロータリーエンジンということから「RENESIS(レネシス)」と命名。

 トップグレードの「TYPE-S」6MT車では最高出力250馬力を8500rpmで発揮する高回転型です。トランスミッションはほかにも5速MTと4速AT(後に6速ATが追加)が設定されました。

 パワフルでスムーズに回るエンジンに加え、車体の前後重量配分を理想的な50:50とし、足まわりではフロントがダブルウイッシュボーン、リアをマルチリンクとするなど高い運動性能を発揮。

 RX-8は改良を続け進化していきましたが2012年に生産を終了し、現在は物件数も多く限定車を除くと100万円台で低走行車が入手可能です。

 ただし、ロータリーエンジンは普段のメンテナンスによってコンディションが大きく左右されるエンジンのため、記録簿の確認は必須でしょう。

※ ※ ※

 現在、新車で販売されるクルマのうち、MT車の比率は2%未満といわれていますが、中古車になると希少なクルマとしてMT車は価格が上がってきました。

 そもそも新車の時点では、多くのモデルはMT車よりもAT車が高額でしたが、中古車では逆転しているモデルもあります。

 とくにホンダ「NSX」やトヨタ「スープラ」などの高性能車ではMT車ほうがはるかに高額なため、海外ではAT車を買ってトランスミッションをMTに載せ替えるケースも多いといいます。

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