国産8社中7社が展開する「OEM車」っていったい何? 他社のクルマを販売するメリットとは

自動車メーカーが自社ラインナップとして販売する「OEM車」とは、どんなクルマなのでしょうか。具体例とともに紹介します。

意外に多いOEM車 他社製と知らずに買う人も

 自動車メーカーから販売される車種のなかには、自社で開発・製造される車種や共同開発車として登場する車種のほかに、他車に開発・製造を委託する「OEM」という手法で調達される車種が存在します。

 OEM車が登場する理由とはいったいどのようなものなのでしょうか。また、具体例としてはどのような車種があるのでしょうか。

トヨタ「ライズ」はダイハツ「ロッキー」のOEM車
トヨタ「ライズ」はダイハツ「ロッキー」のOEM車

 OEMとは「Original Equipment Manufacturing(Manufacturer)」の頭文字を略した言葉で、他社ブランドの製品を製造することを指し、「OEM車」はそれによって販売される車種のことを指します。

 エンブレムやフロントフェイスの違いなどで差別化されることが多く具体的には、トヨタがダイハツに「アルティス」(トヨタ名:カムリ)というセダンをOEM供給する一方、ダイハツがトヨタにコンパクトカーの「パッソ」(ダイハツ名:ブーン)やトヨタの軽自動車群「ピクシスシリーズ」などを供給する状況です。

 また、一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が発表する2020年の販売台数ランキングにおいて、単独車種としてもっとも販売台数の多かったSUVはトヨタ「ライズ」ですが、このクルマもダイハツから供給を受けるOEM車です。

 ダイハツからは、フロントフェイスが異なる「ロッキー」として販売されています。

 OEM車をラインナップすることで、OEM供給を受けるメーカーにとっては費用をかけずにラインナップの幅を広げることができるというメリットがあります。

 またOEM車を供給するメーカーにとっても、工場の稼働率向上につながるのでメリットがあるといえるでしょう。

 2021年現在、国内主要自動車メーカー8社の乗用車ラインナップを見ると、ホンダを除くすべてのメーカーが何らかのOEM車をラインナップしている状況です。

 それではここでクイズです。

 スバルも、軽自動車やコンパクトカーにおいてOEM車を販売している状況ですが、以下に挙げたスバルのOEM車とOEM元モデルの組み合わせのなかで、正しいものはどれでしょうか。

【1】「シフォン」と「スペーシア」

【2】「ジャスティ」と「ムーヴキャンバス」

【3】「プレオプラス」と「ミライース」

【4】「サンバーバン」と「エブリイワゴン」

※ ※ ※

 正解は【3】の「プレオプラス」と「ミライース」です。

 スバルは軽自動車と小型ハイトワゴンにおいてダイハツからOEM供給を受けており、スバルでプレオプラスとして販売される車種のダイハツ版はミライースとなります。

 なお、このなかでダイハツ「ムーヴキャンバス」は他社へOEM供給されていません。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

●くるまマイスター検定 公式ウェブサイト

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