レクサス「LX」は、同ブレンドにおけるフラッグシップSUVです。現在の中古車市場で狙い目なモデルとはどのような条件なのでしょうか。

　国内導入は2015年からと比較的新しいモデルですが、現行LXは2007年から海外市場にて発売されており、マイナーチェンジのタイミングで日本投入となりました。

　エクステリアデザインは、レクサスのアイコンであるスピンドルグリルと硬質な面状のグリルインナーバーの組み合わせが力強さを演出。

　そこから続くサイドビューは、長いボディを活かした伸びやかなデザインに、ブラックアウトしたクォーターピラーを配した流麗なキャビンの組み合わせが印象的です。

　インテリアは、広いだけでなく快適さでも出色の仕上がりとなっています。LXにはワンタッチでオートエアコン、ステアリングヒーター、シートヒーター・シートベンチレーション付シートが作動し、それぞれのポジションで快適な状態が維持するクライメイトコンシェルジュスイッチを装備。

　フロントシートのシートバックには11.6インチの大型高精細ディスプレイが2台設置され2列目以降の乗員も快適に過ごせる仕様です。

　パワートレインは、5.7リッターV型8気筒エンジンに8速ATを組み合わせ、燃費性能はWLTCモードで6.6km／Lとなっています。

　グレードは、「LX570」のみとなっており、2列シート5人乗りまたは3列シート8人乗りが選択出来、新車価格（消費税込）は1135万6481円です。

　2021年2月現在の中古車市場における流通台数は全国で91台と多くなく、価格相場は768万円から1390万円、平均価格は957万2000円となっています。

　年式は2016年式が36台ともっとも多くなっており、中古車市場においては高年式が多いことや、流通数の少なさ、LX自体の人気などもあり、値落ち率の低さは驚異的で、2016年式で走行距離10万キロ超の個体であっても790万円で販売されています。

　また、レクサスでは独自の認定中古車制度であるCPO（Certified Pre-Owned）というプログラムを設定。

　これはレクサスならではの品質基準に基づいてセレクトされた中古車について、厳格に点検・整備された中古車で、安心の長期保証と2年間無料のメンテナンスを提供するというものです。

　レクサスCPOの中古車を見てみると、2018年式でボディカラーはブラック、走行距離1.3万キロ。車検整備付きで諸費用込998万2000円となっており、ぎりぎり1000万円以内に収まっています。

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　LXは新車価格で1100万円を超えるような高級車です。LXの中古車を購入する場合は、クルマの状態や価格はもちろんですが、「どんな店から購入するか」が重要になります。

　万が一の故障の際にはある程度の出費が必要な事態もないとはいえないため、そのような場合に備える意味でも、しっかりした保証やアフターサービスが充実している販売店から購入することがおすすめです。