ドア閉めで「バチッ」 冬場に多い静電気! どうすれば避けられる?
冬場になると気になる静電気。 クルマに乗り降りする際に「バチッ」となりがちですが、どのようにすれば避けられるのでしょうか。
静電気が起こる原因とは一体?
冬になると「静電気」によって指先がバチッと鳴り、クルマを運転している際にも静電気が起きることが多くなります。どうすれば運転時に静電気が起こるのを避けることができるでしょうか。
静電気は「乾燥」と「摩擦」が発生しやすい環境である冬に、静電気は頻繁に起こりやすくなります。
身の回りにある金属・プラスチック・繊維など素材も含めさまざまな「モノ」は「プラス」と「マイナス」の電気を持っており、異なるふたつのものが接触しバランスが崩れて静電気を引き起こします。
クルマの乗り降りの際は、金属製のドアノブに、体内に帯電している電気が指先の狭い範囲に放電し静電気が起きるという仕組みです。
また、静電気は大事故を引き起こす原因になる場合もあり、セルフスタンドでは、給油中に静電気が原因で火災事故が発生しています。
そのため、2002年には危険物の規制に関する規則(昭和34年総理府令第55号)を改正し、セルフスタンドの安全対策が強化されました。
この対策により、セルフスタンドの火災事故は年に数件程度に抑えられていますが、フルサービススタンドと比べるとやはり火災割合は高い傾向にあるようです。
総務省消防庁では、「冬場は特に衣服等により人体に帯電しやすい季節となりますので、静電気除去にご留意下さい。また、静電気除去シートにより十分な静電気の除去、たばこやライターなどの火気の使用はしないでください」と給油中の注意点として促しています。
このように日常的に起こる静電気は、一歩間違えると大事故が起きてしまい、非常に危険であるといえます。
また、静電気対策について、JAFは以下のように述べています。
「静電気を逃がしてやることも重要です。クルマに乗り込む際には、まずキー(鍵)でボディに触ってからドアノブに手をかけると、この時点で放電が起こるので、バチッとこないで済みます。
またシートカバーやクッション類、キーホルダーなどの静電気防止グッズを利用するのも有効です」
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