2020年の秋は、国産高級ミニバンの新型モデルが相次いで登場しました。10月に日産「エルグランド」が、11月にホンダ「オデッセイ」がマイナーチェンジし、高級ミニバン市場が活気を帯びています。

　現在売れ行き好調のトヨタ「アルファード」と兄弟車の「ヴェルファイア」も含め、このクラスの車種は迫力あるフロントフェイスが特徴ですが、ユーザーから「カッコ良い」と思われている高級ミニバンは、いったいどれなのでしょうか。

　今回、くるまのニュースでは2020年12月14日から15日までの2日間、ツイッター上でアンケートを実施。SNSユーザーの生の声を調査しました。

　まず、オデッセイ、エルグランド、アルファード／ヴェルファイアの3車種のなかでどれが一番カッコ良いと思いますか？ という質問をしたところ、オデッセイと回答した人が42.1％でもっとも多く、次いでアルファード／ヴェルファイアと回答した人が36.8％、エルグランドと回答した人が21.1％ で、外観の好みだけではオデッセイの人気がもっとも高いことがわかりました。

　カッコ良いと思った具体的な理由には、まずオデッセイと回答した人は「フロントが一番カッコ良いですね。メッキとデザインが上手く融合してダイナミック」「オラオラ顔の裏側に『エスティマ』と似た優しさのような、上品な感じがすごくカッコ良いと思う」「ボンネットの高さが上がって、車高が上がったように見えるから」という声がありました。

　総じて、いわゆる「オラオラ顔」過ぎず、上品さを感じられた点が評価されているようです。

　一方、アルファード／ヴェルファイアと回答した人の意見としては「アルファード限定ですが、やりすぎといわれるフロントグリルも、私は非常にカッコ良いと思う」「フロントマスクのイカつい感じがカッコ良い」「威風堂々としたデザインで高級ミニバンの教科書（のような存在に感じる）」「アルファードの顔面の威圧感がすごい」と、フロントフェイスの迫力を評価する声が多かったです。

　そしてエルグランドと回答した人の意見としては「ドットパターンのメッキがおごられたフロントマスクが上質感と高級感を両立させているから」「デザインのバランスがいい」という声がありました。

　また、回答からファンとしての熱量が伝わってきたのはエルグランドと回答した人で、「初代のエルグランドが大好きでちょっとデザインが落ちてきたけど最近また良くなってきた気がするから」「日産が好きだから」というコメントも寄せられました。

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　日本自動車販売協会連合会が発表した2020年11月の登録車販売台数データでは、アルファードが1万109台（総合3位、前年同月比175.9％）、オデッセイが1720台（総合30位、前年同月比213.4％）、ヴェルファイアが1241台（総合41位、前年同月比50.1％）、エルグランドがランキングトップ50圏外という結果になっています。

　兄弟車の関係にあるアルファードとヴェルファイアに車種統合の噂が流れていることも含め、今後の高級ミニバン市場がどう推移していくのか注目です。