いすゞ3列SUV「mu-X」爆誕! 7年ぶりの全面刷新で高級感&信頼性向上
日本ではトラックなどの商業車メーカーという印象が強いいすゞですが、アセアン地域などでは、ピックアップトラックやPPV(日本でいうSUV)も展開しています。今回、いすゞは7年ぶりにタイ市場を中心に展開する3列SUV「mu-X」をフルモデルチェンジしました。
日本には無いいすゞ「mu-X」ってどんなクルマ?
2020年10月28日、PPV(Passenger Pickup Vehicle)である「mu-X」をフルモデルチェンジし、同年11月9日よりタイ市場を皮切りに世界各国へ順次販売することを明らかにしました。
mu-Xは、2019年にフルモデルチェンジしたピックアップトラック「D-MAX」の派生モデルです。
タイを中心としてアセアン地域、オーストラリアなど世界60か国以上で、フレーム付きPPVならではの悪路走破性と耐久性、牽引性能が評価されています。
今回のフルモデルチェンジでは、‘Robust and Exclusive’をコンセプトに開発。
いすゞの強みである耐久信頼性、燃費性能、安全性能を確保しつつ、PPVに求められる快適性、高級感を高め、お客様に所有する喜びを味わっていただける車を目指しました。
デザイン上では、堅牢感と上級感を兼ね備えた、フレーム付きPPVならではの存在感を表現。
外観デザインは、‘Emotional and Solid’をコンセプトに、足回りの力強さを強調したボディと、のびやかで流麗なキャビンで構成し、スポーティーで堂々とした佇まいを持つスタイルとなっています。
フロントフェイスはBi-LEDプロジェクターを採用し、鋭い印象のヘッドランプと緻密な造形を施したフロントグリルにより、洗練された上級感を表現。
リアエンドは、シャープな造形と細部まで造り込んだテールランプにより、先進感のあるデザインとしました。
内装デザインでは、‘Solid and Elegant’をコンセプトに、インストルメントパネルは、中央に配置された大型ディスプレイを跨ぎ、左右へ伸びる抑揚のある造形とセンタークラスターからフロアコンソールまでの連続感のある造形で構成し、PPVらしい力強さと上級感を両立。
メーターやスイッチなどの細部の造形に加え、加飾素材の組み合わせなど内装の質感にもこだわり、より上質な室内空間を実現しました。
ボディサイズは、全長4850mm×全幅1870mm×全高1875mm、ホイールベース2855mmとなり、日本でも販売されているトヨタ「ランドクルーザープラド」に近いサイズとなっています。
パワートレインは、3リッターディーゼルエンジン(最高出力190馬力)と1.9リッターディーゼルエンジン(最高出力150馬力)の2種類を設定。トランスミッションは6速ATを組み合わせ、2WD/4WDを用意。
また、4WDには、路面状況に応じて最適なトラクションを得られるよう、トラクションコントロール(TCS)に2種類の制御モードを設定しました。
通常のノーマルモードに加え、ラフテレインモードを選択することで多様な路面状況への対応を可能とし、特に、滑りやすい路面での走破性向上を実現しています。
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今回、7年ぶりのフルモデルチェンジを遂げたmu-Xについて、いすゞは次のように話しています。
「いすゞは現中期経営計画のなかで、『LCV事業の強靭化』に取り組んでいます。
今回のフルモデルチェンジにより、幅広いバリエーションでお客さまの多様なニーズに応える商品を提供すると同時に、LCV事業で市場を牽引してまいります」
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