レクサスのコンパクトSUV「UX」に初のEVモデル登場! ガソリン・HVと何が違う?

レクサスのEVならではの走行性能とは?

 ガソリンモデル/ハイブリッドモデルとEVモデルの大きな違いはパワートレインです。

 UX300eは54.4kWhの大容量バッテリーを床下に搭載。ハイブリッドモデルで培ったモーターやインバーター、トランスミッション、バッテリーといった主要装備の効率を最大化し、WLTCモード航続距離は367kmを確保しました。

1回の充電で367km走れるレクサス「UX300e」
1回の充電で367km走れるレクサス「UX300e」

 バッテリーは低温/高温下でも正常に動作するよう温度調整機能を備えるほか、過充電防止システムや、多重監視のセーフネットにより、高い信頼性を実現しています。

 また、UXの取り回しやすさはそのままに、ドライバーの運転感覚に寄り添った自然な加減速フィールと、高出力モーターによる優れた加速性能を両立。

 レクサスのEVならではの上質な走りと優れた静粛性を追求しました。

 その一方で走行中のサウンドにもこだわっており、アクティブサウンドコントロールを採用することで、車両の走行状況を感じられる仕組みも取り入れています。

 充電にかかる時間は、急速充電(DC)50kWで100%まで約80分、75%までで約50分で、家庭などの普通充電(AC)3kWで100%までに約14時間です。

 価格(消費税込)は、ガソリンモデルが397万3000円から482万8000円、ハイブリッドモデルが432万9000円から544万9000円です。対するEVモデルは580万円から635万円と、ハイブリッドモデルと比べると、エントリーグレードは150万円近く高額になっています。

 また、販売方法においても、ガソリンモデル/ハイブリッドモデルとEVモデルでは異なり、EVモデルは2020年度分の販売台数を135台とし、応募多数の場合は抽選販売となります。

 レクサスの公式ウェブサイト上で商談申込みが受け付けられており、期間は2020年10月22日13時30分から11月4日23時59分までとなります。当選者には指定の販売店から連絡がきたうえで、商談開始となります。

※ ※ ※

 電動化ビジョン「Lexus Electrified」第1弾としてUX300eが登場しました。

 2025年までには全車種に電動車を設定し、電動車の販売比率がガソリン車の比率を上回ることを目指すレクサスにとって、UX300eは重要なモデルに位置づけられています。

 今後はHV、PHV、EV、FCVなど、世界各地のニーズやインフラ環境に応じて、適材適所で商品が投入されることになるようです。

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1件のコメント

  1. >ハイブリッドモデルで培ったモーターやインバーター、トランスミッション、バッテリーといった主要装備の効率を最大化し
    この記事が正しいとすれば、トヨタは、HV/PHV/EVをすべてHVのバリエーションとして、簡単に出せるということみたいだな。EVUXの一段変速機は、HVの電気式CVTと基本は同じということか?

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