ヨウジヤマモトとランボがコラボ! ヴェルサーチの時と何が違う?

ランボとヴェルサーチがコラボした「ムルシエラゴ」とは?

 実は、ランボルギーニがファッションブランドとコラボしたクルマが、過去にもあった。

ランボルギーニとYohji Yamamotoとのコラボレーションで、どのようなピース・オブ・アートが生まれるのだろうか
ランボルギーニとYohji Yamamotoとのコラボレーションで、どのようなピース・オブ・アートが生まれるのだろうか

 ランボルギーニがコラボレーションしたファッションブランドは、イタリアのヴェルサーチである。2006年に発表した「ムルシエラゴLP640ヴェルサーチ」は、シートやセンターコンソールなどのステッチがいかにもヴェルサーチらしい仕立てとなっていた。

 インストルメント・パネル下部、ドア、ルーフパネル、センターコンソール、シートには、最高級フルグレーン・ナッパ・レザーが用いられ、ヴェルサーチの代表的なギリシャ装飾のサンダー・ラインがモチーフとしてあしらわれている。

 このほか、本来のオプショナル・アイテムのほか、ブラック「ヘルメラ」ホイール、カーボン・フィニッシュ、リブ入り透明ガラス製エンジンフードなどの専用デザイン品が装着されていた。

 パリサロンに出展されたホワイト・バージョンには「アイシス」、ミラノで公開されたブラック・バージョンには「アルデバラン」の名称が付けられていたのも話題になった。

 興味深いのが、今回のYohji Yamamotoとのコラボを発表したリリースでは、ランボルギーニは自社のことを「スーパースポーツカー・ブランド」と称しているのに対し、ヴェルサーチとのコラボ時のリリースでは、「プレステージ・ラグジュアリー・スポーツカー・メーカー」と称している点だ。

 確かに、「プレステージ・ラグジュアリー」をブランドイメージとして掲げていたことは、コラボの相手にヴェルサーチを選んだことでも充分に納得できる。

 現在、山本耀司氏が手掛けるアディダスのスポーツブランドに「Y−3」があり、「スーパースポーツ」というブランドイメージとのマッチングもよさそうだ。

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