インチアップとローダウンで車をカッコよく見せる! 乗り心地が悪化しない方法は?
インチアップとローダウンのメリット・デメリットとは?
インチアップとローダウンで、クルマの見た目は劇的にカッコよくなります。それだけではなく、インチアップでタイヤの幅がノーマルより広くなるので、コーナリング時のグリップや操縦安定性も向上。またローダウンで重心が低くなるので、走行安定性も良くなります。
そうしたメリットが得られる半面、デメリットとしてやはり気になるのが乗り心地でしょう。
カッコよければ乗り心地なんて気にしないなら、タイヤも車高調もスポーツタイプを選べばよりハードな走行が楽しめますが、家族がいるとそんなわがままは許してもらえません。
カッコよく、しかも家族から文句が出ない乗り心地をキープするポイントはあるのでしょうか。
カー用品店の専門家によれば、「ノーマルの状態より乗り心地を良くすることは結論的としては難しいと思います。しかし、乗り心地の悪化を防ぐ、あるいは緩和するための方法はあります」とのことです。
「ローダウンでは、クッションが効いている車高調を選びます。ネジ式とフルタップ式がありますが、乗り心地を重視するならフルタップ式を選ぶといいでしょう」
車高調には、従来のネジ式に加え、全長調整式のフルタップ式があり、ネジ式は比較的安価に装着できる一方で、乗り心地に変化が少ないフルタップ式が主流となっているそうです。
車高調の相場は10万円から20万円。工賃は2万円から3万円で、要する時間は2時間から3時間となりますが、インチアップでタイヤ・ホイールも同時に買い替えれば、総額での割引も期待できるでしょう。ホイールやタイヤの取り付けも同時にできるので、効率的です。
また、ダンパーと呼ばれる車高調のピストン部分も、筒がひとつの単筒式と2重になっている複筒式があり、後者のほうが突き上げが少ないマイルドな乗り心地になるのが特徴です。
さらに前述の専門家は、「静粛性に優れたコンフォートタイヤを選ぶことで、大きくなる走行音や、伝わりやすくなる振動を緩和することができます」といいます。
実際に装着して走行することができないのがタイヤ選びの悩ましいところ。やはりここはカー用品店のスタッフともよく相談のうえ、決めたほうがよいでしょう。
※ ※ ※
規制緩和された車高の変更は上下4cmということで、車高を上げる「リフトアップ」も、規制内であれば合法的なカスタマイズです。
クロカンタイプからSUV、軽バンなどでちょっとしたブームになっていて、ローダウン同様、スプリングキットや車高調も用意されています。
見た目だけの改造ではなく、合法的でしかもスタイリッシュなクルマのドレスアップが、タイヤのインチアップや車高の調整です。
最近はカー用品店でもさまざまな相談に乗ってもらえますから、愛車のイメージをちょっと変えてみるのも良いのではないでしょうか。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。