カッコイイ芝刈り機が爆誕!? 電気×4WDを誇る新型自動芝刈り機「グリーンパト」をNEXCO東日本が導入
最近ではさまざまな物の自動化が進んでいます。そのなかで、NEXCO東日本は東北自動車道の蓮田SA(上り線)に自動芝刈り機「グリーンパト」を導入したことを明らかにしました。電気×4WDを誇る自動芝刈り機とは、どのようなモデルなのでしょうか。
EV×4WDの自動芝刈り機が蓮田サービスエリアに導入!?
NEXCO東日本は、東北自動車道の蓮田SA(上り線)に、2020年7月6日から自動芝刈り機「グリーンパト」を導入したことを発表。今後はサービスエリア内にある園地の芝刈りを担当するとしていますが、グリーンパトとは、どのようなモデルなのでしょうか。
蓮田SA(上り線)は2019年7月にリニューアルされ、駐車場の収容台数が小型車352台、大型車127台と大幅に増加したほか、大規模化された商業施設や防災拠点機能も兼ね備えた、東日本最大級のサービスエリアです。
蓮田SAでは、この広い敷地の管理維持コストを削減するためにロボット化を進めており、2020年1月にはトイレに自動床面洗浄機が導入されました。
今回、導入されるグリーンパトは、黄色い車体に赤白のバンパーという配色で、高速道路のパトロールカーをイメージさせるデザインとなり、車体には蓮田市のマスコットキャラクター「はすぴぃ」が描かれています。
グリーンパトの動力は電気で、約2時間に1回、園地内の充電ステーションに自動で戻って充電します。4WDのため起伏ある斜面の芝刈りも可能であるほか、後輪操舵で小回りが利きます。また、雨天の作業も問題ありません。
園地にはガイドワイヤーが埋設されており、車道などへの逸脱を防ぐほか、障害物を検知すると自動的に方向転換します。車体を持ち上げると芝を刈るブレードの回転が停止するなどの安全面の配慮もなされています。
さらに、車体にGPSを搭載しており、作業範囲をマッピングして芝の刈り残しがないよう調整できるほか、スマートフォンで遠隔操作も可能です。
毎日少しずつ芝を刈るのですが、刈り取った芝はその場に放置して問題ない量だといいます。
グリーンパトの導入により、芝刈りの自動化だけでなく芝を廃棄するコストを減らせるほか、作業員の怪我や熱中症対策にも繋がることが期待されています。
NEXCO東日本は、今後の運用について「管理のしやすさから8時から17時の稼働をベースに、作業状況を見ながら設定していく」といいます。
今回、グリーンパト導入を記念した発進式で、NEXCO東日本 加須管理事務所長の竹内文彦氏は次のように述べています。
「蓮田SA(上り線)は、東日本最大級のサービスエリアで施設が広く、維持管理の効率化を目指して、ロボット化をすすめています。
夏に向けて芝が長く伸びてきますが、お客さまに快適に散策していただくため、グリーンパトが活躍するとともに、蓮田SAの新しいシンボルとして親しまれることを願っています」
また、埼玉県蓮田市の中野和信市長は次のように述べています。
「グリーンパトというすばらしいスタッフに、強力な活動をしていただけると思っております。また、スマートインターチェンジの工事もまもなく始まります」
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新型コロナウィルス感染症対策によって新しい生活様式が求められるなかでは、自動で動くロボットたちの活躍がいっそう求められるかもしれません。
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