日本初のサービス!? 移動販売車のサブスク 飲食業界の起爆剤になる?

フードトラックはコロナ禍で需要拡大?

 2020年2月くらいから日本でもコロナの影響が出ています。コロナは、フードトラックにどのような影響が及んでいるのでしょうか。

フードトラック事業のハードルがサブスクで下がる?(画像:メロウ)
フードトラック事業のハードルがサブスクで下がる?(画像:メロウ)

――現在、フードトラック事業の需要は拡大していますか。

 コロナショックによる飲食店への影響が大きいため、多角経営化を試みる飲食店が増え、フードトラックに注目する事業者さんも増えました。

 その結果、弊社への関心も高まり、開業相談は3月に比べ5月は3倍のペースで増えており、1日10件以上の問い合わせがあります。5月の段階で納車が決まっているフードトラックは3台あり、5月末以降には新たに1台納車予定です。

 また、問い合わせの傾向にも変化があらわれています。コロナ以前は個人開業の人からの問い合わせが大半でしたが、現在は既に店舗を持っている飲食店からの問い合わせが7割を締めています。

 これは、イートインだけの営業が厳しくなっていることが考えられます。テイクアウトやデリバリーだけでは飲食ビジネスを成り立たせるのは非常に難しく、イートイン時の売上に満たすことができません。

 その結果、多角経営も視野に入れて、フードトラックへの参入を考える事業者さんが増えているようです。

 今後、コロナが落ち着いても、フードトラック自体のニーズは増えていくと思います。これは、デロッパーや施設側の事情も含まれています。

 また、向こう数十年で日本の人口は徐々に減っていくとされており、これもフードトラックの需要に大きく関係してくるでしょう。

 人口が減る一方で、不動産価値は下がらないため、お客は減るけど家賃台が変わらない状態になります。

 そうなれば固定店舗の維持も難しくなっていくでしょう。そのため、人がいる場所に移動できるフードトラックはひとつの選択肢になります。

※ ※ ※

 日本初のフードトラックを使ったサブスクリプションは、需要の拡大とともに今後も増えているかもしれません。

【画像】手軽に始められる? フードトラックを見る!(5枚)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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