休校で子どもの交通事故多発!? 幼い命を守るために必要な対策とは

コロナ禍による子ども交通事故を防止するために取り組みたい心がけ

 子どもの事故防止対策として、警視庁では保護者に対して以下のような方法を推奨しています。

 まず、「安全行動の習慣化」です。

 小さな子どもは、大人のように状況に応じた判断ができず、信号が青に変われば一目散に飛び出してしまう子もいます。

 そして、保護者がよく使う「注意しなさい」「危ない」といった曖昧な表現になると、子ども側は何を注意するべきなのか理解することができません。

 基本的な交通ルールやマナーを守ると同時に、信号が青でも右左を確認したり、道路には飛び出さないといった安全行動を常に心がけるべきとしています。

 また、子供は大人の動きをよく見ているため、保護者が子どもに「正しい手本を示す」ことも大切であるとしています。

 正しい手本とは、遠回りでも横断歩道を渡ったり、横断禁止の場所を渡らないことなどが挙げられています。

子どもは大人を手本にします! 子どもと一緒に交通ルールを守りましょう!
子どもは大人を手本にします! 子どもと一緒に交通ルールを守りましょう!

 さらに、交差点などでは「手をつなぐ」ことも推奨されています。

 とくに幼い子どもは、ひとつのことに対して夢中になると周りが見えなります。そのため、周りを確認せずに道路へ飛び出したりすることもあるでしょう。また、気分によって行動が変わるため、急に走り出すことも少なくありません。

 予測できない子どもの動きに対して咄嗟に対応できることから、手を繋ぐことが安全行動のひとつとされているようです。

 保護者ができる取り組みには、子ども目線で交通状況を把握することです。大人の目線で安全だと判断しても、子どもの視点では大きく変わります。

 同じ目線に立ってあげることで、危険性を再確認することができるでしょう。実際に、子どもがよく利用する公園や通学路などを一緒に歩きながら、具体的な説明を交えて交通ルールを教えてあげてください。

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