軽自動車はあおり運転の被害に遭いやすい? 危険なあおり運転はなぜなくならないのか

あおり運転の防衛策や対処法とは?

 あおり運転を未然に防ぐような防衛策はあるのでしょうか。また実際にあおり運転をされた場合はどう対処すべきでしょうか。

 未然に防ぐ運転で考えられるのは、前走車に対して十分な車間距離を保つことです。また、必要以上に遅く走って後続車の迷惑にならないように、流れに乗る運転を心がけることが挙げられます。

周囲のクルマの流れにあわせて運転することが大切
周囲のクルマの流れにあわせて運転することが大切

 また車線変更や追い越しなどには、ほかの車線の動きにも注意が必要です。斜め後方のクルマがスピードを上げて迫ってきているのに、その速度より遅い速度で車線変更する行為は、相手にあおり運転させるきっかけを与えるようなものだといえます。

 サイドミラーは実際の距離以上に小さく見える特性があり、後方のクルマとの距離感がわかりづらいことがあります。

 高速道路を走行する場合は走行車線をメインに利用し、本当に必要な場合以外は追い越しをしないことで、あおり運転を引き起こさないような運転を心がけたいところです。

 それでもあおり運転を受けてしまった場合は、「さっさと道を譲り、相手にしないこと」です。

 執拗に追いかけてくる場合は、パニックにならないように運転を続け、同乗者がいればスマホなどで撮影し、すぐに警察に通報するのがいいでしょう。

 また高速道路上などでは絶対に停車せず、サービスエリアやパーキングエリアなど、周囲にほかの人が大勢いる場所に避難し、クルマを安全な場所に停め、降りずにドアをロックした状態で警察に通報しましょう。

※ ※ ※

 あおり運転の被害に遭わないためには、「自分の運転が周囲に迷惑をかけていないか」ということを見直す必要もありそうです。

 軽自動車やコンパクトカーに限らず、高速道路などでは、周囲のクルマの流れに乗り、他車の動きを気遣いながら運転する必要があるといえます。

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Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ

2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

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