ミニバンが嫌な人におすすめ! 快適な3列シートSUV 3選

家族で乗れるクルマはこれまで「ミニバン」が一般的でしたが、最近では「3列シートSUV」もラインナップが充実してきました。国産で現行モデルの「3列シートSUV」を3台紹介します。

3列シートSUVで広いのはどれ?

 SUVの世界的な流行もあって、さまざまなSUVモデルが増えてきました。なかでも「3列シートSUV」は、多人数乗車できるクルマとしてラインナップも充実してきました。

 ファミリーカーとして人気上位の「ミニバン」は、四角いボディとスライドドアで、居住性と乗降性に優れています。その反面、背の高いボディ形状は、走りの面では必ずしも快適とはいえません。

 3列シートを備えるSUVは、居住性では「ミニバン」にかないませんが、悪路も走れる機動力や剛性の高いボディのおかげで走破性は抜群です。

 そのような人気のSUVのなかで、今回は3列目の居住空間が快適な国産SUVを3台紹介します。

国産3列シートSUVで、快適な3列目を持つモデルはどれなのでしょうか。
国産3列シートSUVで、快適な3列目を持つモデルはどれなのでしょうか。

●マツダ「CX-8」

 マツダ「CX-8」は、2017年登場のラージサイズSUVです。当初は、ディーゼル車のみでしたが2018年に商品改良し、新たに2種類の2.5リッターガソリン車が追加されました。ガソリン車のグレードの追加により、ラージSUVながら200万円台のグレードが登場しています。

 ボディサイズは、全長4900mm×全幅1840mm×全高1730mm、ホイールベース2930mm。室内寸法は、室内長2690mm× 室内幅1540mm × 室内高1250mmです。

 CX-8は、国産車唯一の3列シートのみを設定しているSUVです。マツダには、過去にミニバンモデルがありましたが、すでに生産を廃止しており、ミニバンからの乗り換えユーザーも増えているといいます。

 3列シート車として設計されただけあり、CX-8の3列目シートの居住性は、成人男性(身長170cm)でも余裕のある空間を確保しているほか、乗降性にも優れています。また、ほかの3列シートを設定しているSUVモデルの背面や座面のクッション性はCX-8が一番快適かもしれません。

 CX-8の価格(消費税込み・特別仕様含む)は、ガソリン車が294万8000 円から480万9200円。クリーンディーゼル車は、360万7200円から446万400円です。

●レクサス「RX450hL」

 レクサス「RX450hL」は、2017年に「RX」の一部改良にともない新たに追加された3列シートSUVです。RXシリーズは、グローバルに展開するレクサスブランドの中核モデルであり、1998年の投入以降、ラグジュアリーSUV市場の先駆者として、全世界で好評を博してきました。

 RX450hLのボディサイズは、全長5000mm×全幅1895mm×全高1725mm。室内寸法は、室内長2630mm× 室内幅1590mm × 室内高1200mm。全長が5mと国内モデルのなかでも大きなサイズです。

 RXの流麗かつ堂々とした力強いエクステリアの印象はそのままに、全長を拡大したほか、電動格納式のサードシートを採用し、居住性・快適性を両立した7人乗り仕様のロングバージョンです。

 1列目から3列目にかけて視点を高くするシアタースタイルの空間構成としたほか、左右に配置した3列目専用のエアコンを採用。分割可倒式のセカンド・サードシートにより、段差感の少ないフラットなフルラゲージモードなどの幅広いシートアレンジを可能とし、ワンタッチで前に倒れるセカンドシートの採用により、乗降性の良さに配慮するなど、優れた利便性を確保しています。

 3列目の居住性は、ほかの3列SUVと同様に170cmの成人男性であれば、膝を抱えて着座する形となりますが、シートのクッション性が程良く確保されています。

 RX450hL(3列シート車・4WD)の価格は、796万円です。

●トヨタ「ランドクルーザー」

 トヨタ「ランドクルーザー」の現行モデルは2007年登場。直近では2015年にマイナーチェンジ、2017年に一部改良をおこなっています。

 ボディサイズは、全長4950mm×全幅1980mm×全高1870mmから1880mm。室内寸法は、室内長2690mm×室内幅1640mm×室内高1170mmから1200mmです。

 トヨタのランドクルーザーシリーズは、世界で高い評価を受けている本格的クロスカントリー車で、街乗りにも十分使えますが、悪路走破性など機能面を重視した車種です。

 ランドクルーザーはガソリン車のみの設定となり、それぞれ2列シート車と3列シート車が設定されています。

 3列目シートの居住性は、成人男性(身長170cm)でも余裕がありますが、CX-8と比べるとフロアが高いために膝を余計に曲げる必要があるかもしれません。また3列目のシートは、スイッチを押すだけで自動的に格納・復帰します。

 ランドクルーザー(3列シート車)の価格(消費税込)は、524万7000円から697万4000円です。

※ ※ ※

 今回、紹介したモデル以外にも、3列シートを設定しているSUVは国産車で多数存在します。日産「エクストレイル(ガソリン車)」、ホンダ「CR-V(ガソリン車)」、三菱「アウトランダー(ガソリン車)」、トヨタ「ランドクルーザープラド」、レクサス「LX570」などがあります。

 3列目シートの居住性は、全車3列シートのラージSUVとして設計されたマツダ「CX-8」が一歩抜けている印象ですが、全長4900mmのロングボディは狭い道路などでは取り回しに気を使うことが多いといえます。

 3列目シートには普段から大人が座るのか、一時的に使えればいいのか、遠出することが多いのかなど、自分の使用用途に合ったクルマを選択するのが大切です。

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1件のコメント

  1. ランドクルーザーまでレクサスで売るのは日本レクサスの失敗の象徴
    売れ筋もSUVだけだしね。
    もともとセルシオをトヨタ系販売店から外したのが失敗の始まり
    高級車も堂々とトヨタから売ればセダンの価値だって売りにできたのに
    そうすればクラウンの価格も異常なまで跳ね上げる必要もなかったろ

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