燃費悪そう!? 三菱「デリカD:5」の実燃費はどうなのか? 約2tの重量級ミニバンの実力を徹底検証
ワインディング路:ターンパイク箱根→箱根新道
走行距離:40km
実燃費:9.5km/L
続いては、ワインディング路を40kmほど走行しました。全高1875mmの2t級ミニバンということで、もちろん峠を攻めるような走りは一切せず、ごく普通に走らせた結果は9.5km/Lを記録しました。さすがに高速巡航時からの落ち幅は大きいですが、車格からすると妥当な数値といえるでしょう。
ワインディング路では、重くて背の高いミニバンながら、ネガティブな部分を最低限にしか感じさせない自然な動きがとても好印象でした。
ステアリングの切り始めからコーナーを曲がるまでの一連の動きがスムーズで、かつズッシリとした重厚感を伴います。これは、国産のミニバンでは、新型デリカD:5でしか得られない感覚といえます。
サイズアップがはかられたというダンパーの減衰力がよく効いており、背高ミニバンにありがちな余計な揺れ戻しもほぼ見られません。路面からの入力を、ボディ全体の重みと強さが余裕を持って受け止めている感覚が心地良かったです。
アドレナリンがでるようなワクワク感はありませんが、運転好きのドライバーでも退屈することなく、長時間でも粛々と運転に没頭できるハンドリング性能を備えています。
かつて、デビュー当初のデリカD:5に試乗して、運転のつまらなさにガッカリした経験があるという人も、その記憶は忘れていいでしょう。最新のデリカD:5の操縦性は、昔のそれとはまったくの別物です。
一般道:神奈川県小田原→東京都心部
走行距離:75km
実燃費:11.8km/L
帰路では市街地走行もおこないました。交通の流れが良い小田原市内から、多少の渋滞に見舞われた東京都心を75kmほど走らせた結果、11.8km/Lを記録。車格からすれば2ケタに達すれば十分と思っていたので、これも十分納得の数字といえます。
どのシチュエーションでも感じたことですが、新型デリカD:5の重厚感のある乗り心地は好印象です。不整路に遭遇した際には、いかにも分厚い鉄板がハーシュネスを吸収・遮断しているような感覚で、ズシリ、ズシリと路面からの入力をいなしていきます。余計なピッチングを誘発することもなく、ミニバンというよりSUVを運転している感覚でした。
市街地では、思いのほか取り回し性が良いことを実感しました。背は高いものの全幅は1795mmに抑えられ、しかもスクエアなフォルムなので、カメラ類に頼らずともボディの四隅の感覚がわかりやすいのです。
最小回転半径は5.6mで、ボディがひとまわり小さい日産「セレナ」やトヨタ「ヴォクシー」など(最小回転半径は5.5m)と同じように扱えるでしょう。
全域にわたり、これだけ印象が良い上に、本格SUV並みの悪路走破性能を備えていると思えば、高速巡航時以外の燃費がそれなりでも全然許せる魅力を備えていると感心しました。
※ ※ ※
最近の三菱車に採用されるフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」の顔つきは、好き嫌いが分かれやすそうなのですが、筆者(マリオ高野)が調査した限りでは、抵抗なく受け入れたり、むしろ積極的にヨシとする意見が意外と多いようです。
個人的には、最初に写真で見たときは違和感しかありませんでしたが、実車を見るとそうでもなく、クルマそのものの印象が良いこともあってだんだん好きになれそうなデザインだと思えました。
ただ、高速道路でこの顔がバックミラーに映ると結構な威圧感なので、あおり運転と勘違いされないよう注意したいものです。
ミニバンなんて全て重量級だろがよ
デリカD5なんてスペースギアの二段以上格下の車だろうに
こんな車にデリカを名乗らせるのは無理があるだろ
それと1度オラオラ顔のオラオラの部分を細かく説いてもらいたいのだがね
何にも分かって無いんだね(笑)
薄っぺらな考えで、デリカを語らないでほしいものです。
スペースギアも、D5も両方ともちゃんとデリカしてますよ。
いまだに現役のスペースギアとD5の両方で、デリカを
楽しんでいるので幼稚なコメントには失笑してしまいます。