SUVは機械式駐車場に入らない? 全高制限クリアする国産コンパクトSUVとは
都市部にある駐車場には、所定の位置に駐車すると自動で格納される機械式駐車場というものがあります。しかし、利用するには全長・全幅・全高の制限がありますが、今回は国産コンパクトSUVのなかで、一番引っかかりやすい全高をクリアするモデルを紹介します。
機械式駐車場に駐められる? 国産コンパクトSUVとはどんなクルマ?
日本の一般的な機械式駐車場は、クルマを指定枠に停車すると、車室自体が自動で移動し収納されるタイプが多いです。
また、駐められるクルマには、全高1550mm以下、全幅1850mm以下というサイズ制限が設けられることが多く、その場合ミニバンやトールワゴン、SUVといった背の高いタイプのクルマは駐車できないことがあります。
では、国産SUVのなかで、機械式駐車場に駐められるクルマにはどのようなものがあるのでしょうか。
SUVは、悪路走破性を考慮して最低地上高を高めに設定するほか、標準で外径の大きいタイヤを履くため、車高が高いのが一般的です。そもそもボディサイズ自体が大きいモデルも多く、機械式駐車場に駐めるには不釣り合いなカテゴリといえます。
そのようなSUVにおいて、全高1550mm以下を実現している国産コンパクトSUVを5台紹介します。
●マツダ「CX-3」
マツダ「CX-3」は、全長4275mm×全幅1765mm×全高1550mmのコンパクトSUVです。2015年発売で、現行モデルは2018年にビッグマイナーチェンジしています。
マツダの国内SUVラインナップは、コンパクトSUVの「CX-3」、ミドルサイズSUVの「CX-5」、国内では最上級モデルで3列シートSUVの「CX-8」の3種類となり、ブランドデザインである「魂動デザイン」を共通させています。
また、2019年9月には新型SUV「CX-30」の発表を予定しています。サイズ感はコンパクトサイズの「CX-3」とミドルサイズ「CX-5」の中間あたりになるようです。
すでに発表されている欧州仕様の「CX-30」は全高が1550mmなので、日本仕様も同様であれば、機械式駐車場にも駐められそうです。
●日産「ジューク」
日産「ジューク」の全高は1575mmですが、一部グレードのみ全高1550mmに設定されています。それは、オーテックの純正カスタム車グレード「15RX Vアーバンセレクション」です。
標準車の全高1575mm、最低地上高170mmに、専用ローダウンサスペンションを装着。車体は15mm低くなり、全高は1550mm、最低地上高は155mmとなり、機械式駐車場をクリアする全高を実現しています。
ジュークは2010年に登場。独特のフロントフェイスをはじめとした個性的なデザインが特徴で、都会派のコンパクトSUVブームを決定づけたともいえるモデルです。
2019年9月には、9年ぶりとなる新型ジュークの発表が欧州で予定されています。ホイールが19インチと大きくなる模様で、現行型より全高が高くなるかもしれません。
●スバル「XV」
スバル「XV」の寸法は、全長4465mm×全幅1800mm×全高1550mm。最低地上高が200mmと高い割に、室内高は最長1200mmを確保しています。
スバル「インプレッサ」のクロスオーバーモデル「インプレッサXV」として2010年に発売。インプレッサの5ドアハッチバックをベースにクロスオーバー化したモデルで、ホイールアーチ部や前後のバンパー、サイドシルなどに黒色パーツを連続させるなど、SUVらしい意匠を採用しました。
2012年の2代目からXVという車名となり、現行モデルは2017年登場の3代目です。XVという車名は「Crossover Vehicle」に由来します。
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