新型タントは「走る・曲がる・止まる」が大進化! DNGA第1弾でダイハツの新たな時代を切り開く
ダイハツの人気車種「タント」がフルモデルチェンジしました。新型タントでは新世代のクルマづくり「DNGA」が初採用されましたが、どのようなクルマに進化したのでしょうか。
DNGAを初採用したダイハツ新型「タント」
ダイハツ「タント」がフルモデルチェンジし、2019年7月9日より発売されました。新型タントとは、どのようなクルマなのでしょうか。
4代目となる新型タントは、「新時代のライフパートナー」をキーワードに、幅広い世代のユーザーニーズに応える良品廉価なモデルとなっています。
タントならではの室内空間の広さに加え、「ミラクルオープンドア」を活かした「ミラクルウォークスルーパッケージ」を実現し、使い勝手がさらに向上しています。
なかでも注目なのは、新世代のクルマづくりのキーワードとなる「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)」による新開発のプラットフォームです。
ダイハツはこの新たなプラットフォームを、今後さまざまなモデルに展開していくとしていますが、まずは売れ筋モデルのタントに初めて採用。高い基本性能を実現するため、ゼロベースでプラットフォームを再構築しました。
操縦安定性や乗り心地の性能を最大限に引き出すため、サスペンションの配置を最優先で設計し、ボディ骨格を最適化したことで、衝突安全性、ノイズや振動を抑え、ボディの強度も大幅に向上しました。
トランスミッションは、世界初のスプリットギヤを用いた新たなCVTを開発。エンジンの回転をタイヤに伝えるCVT(変速機)にスプリットギヤを組み込むことで、従来CVTのベルトのみでの力の伝達と、より伝達効率のよいベルトとギヤで駆動することで、力を分割してタイヤに伝えます。低速域ではベルト駆動でスムーズな加速を実現、高速域ではベルトとギアで駆動することで、低燃費で静かな走りを両立しています。
エンジンも大幅に改良が加えられ、日本初となる複数回点火(マルチスパーク)の採用や燃料噴射方法の改良(スワール噴霧)により燃焼効率が向上しました。
これらのCVTとエンジンの大幅進化により、ストレスなく快適に走行できる加速性能を実現しています。加速度は15%向上、ターボエンジンでは全回転域でトルクがアップしています。
また、NA車は、軽自動車初となる排ガス5☆(平成30年排ガス基準75%低減レベル)を実現しました。
すべての機構を一新したことで、新型タントでは「走る」「曲がる」「止まる」といった基本性能が大幅に向上しています。
安全性能として、運転支援機能「スマートアシストプラス」が搭載されました。
先行車の車速や距離をステレオカメラが検知して、車速や車間維持に加え、先行車に追従して停止までを制御する「全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)」や、ステレオカメラが車線を検知して車線の中央を走行するようにステアリング操作をアシストする「LKC(レーンキープコントロール)」が採用されています。
さらに、軽自動車初となる駐車支援システム「スマートパノラマパーキングアシスト」では、カメラで駐車枠の白線を検知し、音声と画像ガイドに加えて、ステアリング操作をアシスト。ドライバーはステアリングには触らずに、シフトレバー/アクセル/ブレーキのみを操作することで、並列駐車・縦列駐車をおこなうことができる機能が備わりました。
新型タントの価格(消費税込)は、標準仕様が122万400円から168万4800円、カスタム仕様が154万9800円から187万3800円です。
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