10年10万キロでも諦めない! 新品タイヤを履くだけで激変する乗り心地と安全性能

数多くあるタイヤのなかで、何を選べばいいの?

 現在、市販されているタイヤにはさまざまなニーズ向けの商品が存在します。スポーツ性能を最優先にしたタイヤから流行りのミニバン・SUVモデル向けの燃費性能を優先した低燃費タイヤ、冬場のスタッドレスタイヤなど、価格帯も含めてユーザーはどのタイヤを購入して良いのかわかりません。

 長年タイヤの販売・交換をおこなっているタイヤ販売店のスタッフは、次のように話します。

「基本的にタイヤの技術は日々進んでいるため、一昔前のタイヤに比べて燃費性能や静粛性能などが格段に向上しています。また、10年前までは大手タイヤメーカーのタイヤがやはり性能や信頼性で、少し高くてもオススメをしていました。

 しかし、最近ではアジア圏の格安タイヤがインターネットでも簡単に購入することができます。1本数千円という価格のため、タイヤをあまり気にしないユーザーからは人気のようです。

 当店では、基本的には実績がある有名ブランドをオススメしています。理由としては、最近の有名ブランドでも1本数千円のタイヤが存在していることや、アジア圏の同価格のタイヤに比べて、性能面で差があると思うからです。長年のノウハウを注ぎ込んだタイヤと新興ブランドのでは、信頼性が違います」

さまざまなタイヤがあるなかで、自分のクルマに合ったタイヤを選ぶことが大切

 また、有名ブランドでもさまざまなタイヤがあるなかで、選ぶポイントは、「何を求めるか」だと前出のスタッフはいいます。自分のクルマがミニバンやSUVであれば大前提としてその専用タイヤが最初の条件です。

 あとは、「乗り心地/燃費/ウェット/走破性/走行性能」といった自分の使用用途に合うタイプを決めることで、必然とタイヤの選択肢が狭まってきます。

 とくに、上記の用途は各社力を入れているタイヤを商品として設定しており、一般的なユーザーが使用する範囲であれば、「ラベリング制度」という転がり抵抗性能とウェットグリップ性能の両性能を等級制度で表しているものを参考にすることで、各タイヤの特徴を知ることが可能です。

 また、梅雨時期など雨の日の走行ではタイヤは重要な役割を持っています。実際に、雨天時には晴天時に比べて事故の発生率が約5倍違うという調査結果も出ています。

 そのため、ユーザーのお財布事情と安心という観点からすれば、低燃費かつ雨に強いタイヤが望ましいのです。

【了】

劣化ひび割れのタイヤから新品タイヤの交換過程を画像で見る(9枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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