【今日はなんの日?】ワイパーの日

6月6日は日本ワイパーブレード連合会(JWF)が制定したワイパーの日です。多くのワイパーが2本1組であることから、梅雨時期の同じ数字が並ぶこの日になったそうです。

ワイパーゴムには寿命がある

 視界が悪く、路面もすべりやすくなる雨の日の運転でなくてはならないものがワイパーです。とても重要な部品ですが、クルマのワイパーは寿命が約1年といわれています。

 ワイパーのゴムは、頻繁にメンテナンスをして交換する人も多いと思いますが、ワイパーゴムを取り付けるブレードにも寿命があることはあまり知られていません。

ワイパー交換のイメージ

 ワイパーはフロントガラスやリアガラスに付着した雨や雪を拭くだけではなく、泥、ほこり、ときには黄砂や虫などさまざまなものを取り除く役目を担っています。

 しかし、ワイパーを動かしたとき、ワイパーのゴムとフロントガラスとの間で「ギギギ」のような、不快な振動音が発生したことはありませんか。

 ワイパーゴムはその名の通りゴムでできていますので、紫外線や気温の差などによって徐々に劣化してしまいます。また、フロントガラスに付着した砂などによって削れてしまったりもするので、定期的なメンテナンスが必要な部品です。

 ワイパーゴムのメンテナンスでは、ゴムを掃除して清潔に保つことが必要ですが、グラファイトゴムでできたワイパーゴムの場合、濡れたウエスなどで擦ってしまうと、汚れと一緒にゴム表面の「グラファイト」まで剥がしてしまう可能性があるので注意が必要です。

 グラファイトゴム製のワイパーゴムのメンテナンスでは、付着したゴミを払ったり水で流す程度にしておくのがコツです。ゴムを交換してから何年も経ち、上記のような症状が出ているのであれば、ゴムの交換時期です。

 また、交換したばかりで清潔に保っているのに鳴きや拭き取りムラが出てしまうのであれば、フロントガラス側に問題がある可能性もあります。その際は、市販のガラスクリーナーや油膜取りを使い、それでも改善しないのであればガラス研磨をしてみるのも良いでしょう。

 ワイパーにはゴムだけの交換とブレードごと交換する方法がありますが、なんらかの原因で本体ブレードが歪んだりしてしまっている場合は、ゴムだけを交換しても拭きムラやビビリ音は改善しません。ゴム交換で症状が改善しない場合は、本体ブレードも交換してみましょう。

 一般的なワイパーゴムは、水分が少なくてもスムーズにワイパーが動くように炭素をコーティングしたグラファイトゴムですが、撥水タイプではシリコンなどの撥水成分をコーティングしたワイパーゴムなので、フロントガラスをワイパーが往復するたびにコーティングして、ゴムの寿命まで効果を発揮します。

 自分の使い方や予算に合ったワイパーを選んで、快適な視界でドライブを楽しんでください。

【了】

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