燃費王者「トヨタ」はミニバンでも低燃費か? ミニバン燃費ランキングTOP5
たくさんの人や荷物を乗せることができるミニバンですが、ボディの大きさや空気抵抗の大きさなど、燃費に不利な条件が揃っています。しかし、なかには燃費の良いミニバンも存在します。現行モデルから上位5車種をピックアップしました。
日常使いもレジャーにも、大人気のミニバン
家族連れのユーザーに人気の高い「ミニバン」は、かつては商用バンをベースに乗用化した「1BOX(ワンボックス)」というタイプが主流でしたが、現在では商用車ベースのものはほぼ消滅し、乗用車にふさわしい走行性能や快適性を持つモデルがほとんどとなっています。
ボディサイズも、小さめのものから5メートルに迫る大型のものまでさまざまですが、どのモデルにおいても燃費性能は良いに越したことはありません。
そこで、国土交通省が平成31年3月に公開した「自動車燃費一覧」から燃費の優れたミニバン上位5台を選びました。
●1位 トヨタ「シエンタ」 JC08モード燃費 28.8km/L
2003年に初代がデビューしたトヨタ「シエンタ」は、街乗りに適したコンパクトボディに両側スライドドアを採用したミニバンでした。現行型は2015年にフルモデルチェンジした2代目で、初代よりも全長やホイールベースが延長され室内は広くなっていますが、全幅は変わらず5ナンバーとなっています。
JC08モード燃費で28.8km/Lという燃費性能を誇るハイブリッド仕様には、1.5リッター直列4気筒の「1NZ-FXE型」エンジンに「2LM型」モーターが組み合わされたトヨタのハイブリッドシステム「THS II(Toyota Hybrid System II)」を搭載しています。
ハイブリッド仕様の価格は「X」が222万6960円(消費税込:以下同様)です。装備が充実したトップグレード「G Cuero」でも253万2600円ですので、経済的なミニバンといえるでしょう。
●2位 ホンダ「フリード」 JC08モード燃費 27.2km/L
2008年に初代が発売されたホンダ「フリード」は、現在2代目が発売されています。シエンタと同様に、5ナンバーサイズによる優れた取り回しとゆとりある室内空間を両立したミニバンです。
フリードにもハイブリッド仕様が用意されており、ホンダのハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」が搭載されています。1.5リッター直列4気筒の「LEB型」エンジンを「H1型」モーターがアシストする仕組みです。JC08モード燃費は27.2km/Lとなっています。
価格は6人乗りでベーシックな「HYBRID B」が225万6000円(2WD仕様)で、6人乗り仕様と7人乗り仕様を選択できる「HYBRID G・Honda SENSING」は249万6000円(2WD・6人乗り仕様)となっています。
スキーやスノーボードなどのウインタースポーツに行く人には4WD仕様もおすすめです。
●3位タイ トヨタ「プリウスα」 JC08モード燃費 26.2km/L
トヨタ「プリウスα」は、世界初の量産ハイブリッド専用車として1997年にデビューした「プリウス」シリーズに、2011年から追加されているミニバンです。ミニバンのなかでは車高はそれほど高くなく、ステーションワゴンに近いデザインとなっています。
搭載されるパワートレインは、1.8リッター直列4気筒の「2ZR-FXE型」エンジンに「5JM型」モーターが組み合わせたハイブリッドシステムで、JC08モード燃費は26.2km/Lです。
ハイブリッドシステム用のバッテリーが仕様によって異なっていることも特徴のひとつで、7人乗り仕様には「リチウムイオンバッテリー」が、5人乗り仕様には「ニッケル水素バッテリー」が搭載されています。
価格は5人乗り仕様のみの「S“Lセレクション”」が256万5000円で、5人乗り仕様と7人乗り仕様を選べる「S」は270万8640円(5人乗り仕様)です。装備の充実したトップグレード「G“ツーリングセレクション”」の7人乗り仕様は346万5720円です。
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