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バイクのコネクテッド機能がホンダとSBの連携で実用開始…宮古島のレンタル事業は大きな一歩

コネクテッド機能の目的は“見守るため”で、万一に備えた

 ソフトバンク株式会社 ITサービス開発本部 CPS事業推進室室長の山口典男博士(システム情報科学)は、「乗っていらっしゃる方が心地良く乗れるよう“見守る”ことが目的です」といいます。

ソフトバンク株式会社 ITサービス開発本部 CPS事業推進室室長の山口典男博士(システム情報科学)

 宮古島はぐるっと1周すると、およそ100km。PCXエレクトリックの1充電あたりの走行距離は41km(60km/h定地走行テスト値)で、利用者がフルに走ると2~3回のバッテリー交換が必要となります。

 もっとも困るのはバッテリーの電池切れであり、これに対しバッテリーを即座に交換できるバッテリーステーションを宮古島市内に16ヶ所と数多く設置して対応していますが、その上で車両情報をモニタリングし、万一に備えたというわけです。

「宮古カレン」ではユーザー自身がスマートフォンなどでコネクテッド機能を体験できるわけではありませんが、山口博士は「今後、お客様の要望に応じて開発を進めていきます」とし、さらなる機能拡大の可能性も感じます。

 ホンダとソフトバンクは2016年に、ソフトバンク傘下のcocoro SB社がAI(人工知能)を用いて開発した「感情エンジン」のモビリティへの活用に向けた共同研究を開始することを発表し、さらにコネクテッドカーの共同開発で合意するなど異業種連携を進めているところです。本田技研工業株式会社 二輪事業本部 事業企画部 三原大樹 部長も、「収集した情報は今後の電動バイク開発に活かされていきます」と言います。

 もう、楽しみでしかありません。ついにバイクでもコネクテッド機能の実用が、いま南の島で始まったのです。

【了】

宮古島で実証実験を行う「ホンダPCX」の写真を見る

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Writer: 青木タカオ(モーターサイクルジャーナリスト)

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク技術関連著書もある。

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