マツダ新型「CX-30」は「CX-3」後継ではなかった! 他のCXシリーズとなにが違うのか

「CX-30」は日本市場も意識したモデル?

 マツダ「CX-3」は、スタイリングの美しさの評価が高い一方で、実用性が高くないというイメージを持たれてしまいました。そのイメージを払拭するために、新規ラインナップとして登場させたのではないかと筆者(工藤貴宏)は考えます。

 また、驚くことに、マツダの関係者から教えられた「このCX-30が発売されたあとも、CX-3は消滅するのではなく継続販売される」という販売計画。車名の異なる2台が併売されるのですから、たしかに“別の車種”といえます。

ジュネーブで世界初公開となったマツダの新型「CX-30」

 公開されたスペックを見て気が付いたのが1540mmという天井の高さ。これは「CX-3」と同じであり、一般的な機械式立体駐車場への入庫を可能とするものです(全高1550mmが一般的な基準で多くのSUVはこれを満たさない)。

 機械式立体駐車場は、日本以外では一般的ではないため日本市場もしっかりと考慮して設計がおこなわれたことの証といえるでしょう。

 また、「CX-3」では160mmに留まっている最低地上高が「CX-30」では175mmとアップしているのも興味深いところです。
 
【了】

ジュネーブで発表した新型「CX-30」の現地画像で詳細を見る(14枚)

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Writer: 工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

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