メルセデス・ベンツ新型「Aクラス」アグレッシブさや若々しさが前面に押し出されたモデルに!
メルセデス・ベンツの新型「Aクラス」は、新しいデザインや対話型インフォテイメントシステムMBUXを装備しています。実際の操作性や走行性能はどうなのでしょうか?
注目装備MBUX!「Hiメルセデス」から始まるクルマとの対話!
新しく生まれ変わったメルセデス・ベンツ「Aクラス」。最新デザインへ変更された「Aクラス」は、横方向に伸ばされたヘッドライトやテールランプなどから、よりワイドに低くアグレッシブさを強調した印象を実感できます。
そんな高まる期待を待ち受けるインテリアは、ダッシュボードのメーターフードが廃止された横長の大型ディスプレイ、中央のシルバー三連丸型エアコン吹き出し口などがドライバーを出迎え、こちらも『最新メルセデス・ベンツの世界へようこそ!』という雰囲気で、ドライバーへのおもてなしは完璧です。
もちろんそこには注目ポイントの1つとなる、対話型インフォテイメントシステムMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザーエクスペリエンス)が搭載。
最新メルセデス・ベンツの世界観を感じながら乗り込んだ運転席は、シートの座面、特に横方向の大きさが少々小さいもののハンドルを含め各調整幅もしっかり取られています。
ドライバーの座る位置に対してハンドル、各ペダル、そして左足のフッドレストの配置も良く、良好なドライビングポジションをつくることが可能。
新型「Aクラス」は、ハイテク装備も数多く搭載されていますが、こうした基本をしっかり押さえている部分もやはり見逃せないポイントです。
新開発された4気筒1.4リッターターボエンジンは、パワフルとまではいかないもののアクセル操作に対して7速のダブルクラッチミッションが即座に反応。
知らない間にエンジンは理想の回転を得ていてクルマをより前に押し出します。エンジンとミッションのコンビネーションは絶妙で、先代の1.6リッターエンジンよりも小型、軽量とのことでクルマの動き自体のキビキビ感にも貢献しています。
カーブでは、ハンドル操作に対してのクルマの動きが上手。ハンドルの操作感は、重くも軽くも違和感を感じることなく、操作した量に対してイメージ通りに曲がってくれるという優秀なモノです。
また、ハンドルの切り足しにも、流れを守りながらしっかり反応してくれます。高速道路の大きなカーブで横にしばらく遠心力がかかるような場面においては、なるべく遠心力を一定にキープしようとする操作も行いやすく、その運転は楽。ここはさすがなポイント。
空力への配慮が強化された車内では、ドアミラー付近からの風切音も控えられていて静粛性も保たれています。しかしその分なのか後方からタイヤのノイズが気になるとろこがあったのも確かです。
先代モデルではドライブ中、運転席右斜めすぐ後ろにあるBピラーの存在感が大きく、右斜め後方の気配を感じにくいという印象がありましたが、新型ではそこも改善されており、より安心して運転することが可能になっています。