ミニバン・軽・SUV人気でもニーズまだある200万円未満のセダン5選

日本ではかつてファミリーカーといえばセダンという時代がありましたが、いまではだいぶ車種も少なくなりました。それでも、1.5リッターから2リッタークラスのセダンは一定のニーズもあり、いまも健在です。そこで、今回は200万円未満で売っているセダン5車種をピックアップして紹介します。

200万円未満で売っているセダン5選

 日本ではかつてファミリーカーといえばセダンという時代がありました。しかし、いまではミニバン、コンパクトカー、軽自動車、SUVに圧倒され、すでに生産をやめてしまったメーカーもあります。

「PGC10型 スカイラインGT-R」が発売された1969年当時の価格は154万円

 それでも、1.5リッターから2リッタークラスのセダンは一定のニーズもあり、いまも健在です。そこで、今回は200万円未満で売っているセダン5車種をピックアップして紹介します。

●マツダ「アクセラ 15SC」182万5200円

唯一6速MTを選ぶことができる「アクセラ」

 マツダのセダンというと「アクセラ」と「アテンザ」がありますが、200万円未満で売っているのは「アクセラ」のみです。

 現行型の「アクセラ」は1.5リッターのガソリン車、1.5リッターと2.2リッターのクリーンディーゼル車、2リッターのハイブリッド車と豊富なラインナップを用意していますが、200万円未満と限定すると、1.5リッターのガソリン車のみのチョイスとなります。

 しかし、「アクセラ」は6速マニュアルトランスミッション(以下MT)を選べ、111PSの平凡なパワーながらも、MTを駆使して走る楽しさを残しています。また、マツダ独自の技術で、スムーズで効率的にクルマの挙動を制御する「G-ベクタリング コントロール」も装備し、マツダの提唱する「人馬一体」を実現しています。

 なお、「アクセラ」は2019年にはフルモデルチェンジを予定しています。現時点でエンジンのラインナップも未公表なので、次期型も安価なモデルが設定されるかはわかりませんが、ぜひ残して欲しいところです。

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●トヨタ「カローラアクシオ 1.5G」186万1920円(CVT)

ベーシックセダンの代名詞的存在の「カローラアクシオ」

 初代「カローラ」が発売されたのは1966年で、セダンシリーズでカウントすると、現行の「カローラアクシオ」は11代目と、大変長い歴史を誇るクルマです。

「カローラアクシオ」のラインナップは1.3リッターと1.5リッター(5MTとCVT)のガソリン車と、1.5リッターのハイブリッド車で、このなかで200万円未満となると1.3リッターと1.5リッターのガソリン車になります。

 初代から一貫して5ナンバーサイズに収め、日本を代表するベーシックカーとして、いまも販売台数ランキングで上位に君臨しています(カローラシリーズ)。

 近年では「カローラアクシオ」のユーザー層は年配の方が多いからか、各部の作りは非常にオーソドックスで使いやすさを重視した設計となっています。

「カローラ」は北米や欧州、中国などでも販売されているグローバルカーですが、日本のモデルもそろそろ3ナンバー化するのではという噂も聞きます。そうなったとしても、ベーシックカーとしての本質は変わらないでしょう。

若返りも狙っている? さまざまな仕様も用意するセダン

●日産「シルフィ S」199万2600円

光るものはないが真面目な作りの「シルフィ」

「シルフィ」の発売は2000年になります。当初は「ブルーバードシルフィ」という車名で、往年の名車「ブルーバード」の後継車という位置づけでしたが、「B15型 サニー」とシャシを共有しており、車格としては「ブルーバード」よりも下になってしましいます。

 その後、2度のフルモデルチェンジを経て現行の「シルフィ」に名前を変え、ボディサイズは3ナンバー化し、北米や中国でも売られる、グローバルカーとなっています。

 ラインナップはシンプルで、全車1.8リッターガソリンエンジンのみになり、組み合わされるトランスミッションはCVTで4WDは用意されていません。あとは装備の違いでグレードが分かれています。

 購買層はやはり年配の方が多いからか、4種のメーターもすべてアナログで、各スイッチ類も奇をてらうことなく見やすく使いやすく配置されています。こういった設計思想は、最近の液晶モニターだらけのインパネに逆行するものですが、バーシックなセダンには良い選択でしょう。

 一方でエアロパーツが装着されスタイリッシュな「Sツーリング」もあり、もしかしたら購買層の若返りを狙っているのかもしれません。

●ホンダ「グレイス ハイブリッドDX」197万9640円

今回唯一のハイブリッド車「グレイス ハイブリッド」

 ホンダには「シビック」「アコード」「インサイト」「クラリティPHEV」「レジェンド」と、豊富なセダンラインナップがありますが、もっとも小型なのが「グレイス」です。

「グレイス」は「フィット」をベースにセダン化されており、もともとはアジア圏で販売されていたモデル「シティ」を日本に導入してかたちになります。

 バリエーションは1.5リッターのガソリン車と、1.5リッターのハイブリッド車となっており、「グレイス」の特筆すべき点はハイブリッド車でも200万円未満で売っていることです。

 燃費はJC08モードで34.8km/Lと優秀で、トランスミッションも他車にはないDCT(デュアルクラッチトランスミッション)を採用するなど、アクセル操作にダイレクトな走りを実現しています。

 また「フィット」をベースにしていることで、後席の足元も同クラスのセダンのなかでも広く、居住性を高めているのも特長です。

実は長寿で隠れたロングセラー車

●トヨタ「プレミオ 1.5F」190万8655円

セダンのなかではもっとも長寿な「プレミオ」

「カローラアクシオ」以上の車格の「プリミオ」は、じつは隠れたロングセラー・セダンです。現行モデルの発売は2007年で、何度かの改良があったもののフルモデルチェンジすることなく、もう11年経ちましました。

 ラインナップは1.5リッター、1.8リッター、2リッターのガソリン車で、ハイブリッドはありません。このなかで200万円未満なのはベーシックグレードの「1.5F」のみです。

 ボディサイズは5ナンバー枠に収まり、全長も約4.6mと、市街地でも使いやすいサイズになっています。

 また、「プレミオ」もほかのモデルと同様に年配の方がターゲットとなっており、日産「シルフィ」と同じく見やすさと使いやすさを重視したインパネ周りのデザインを採用しています。

 メカニズムも凝ったところもなく特筆するところもないのですが、言い換えれば基本に忠実に作られたセダンではないでしょうか。そうでなければ11年ものロングセラーにはなり得なかったでしょう。

※ ※ ※

 今回、紹介した200万円未満のセダン5車種ですが、このほかでは「プレミオ」と姉妹車の「アリオン」のみです。つまり、日本において新車で買える200万円未満のセダンは4メーカー6車種しかありません。

 これが、一時期は隆盛を極めていたセダンの現状です。ただし、200万円以上になると、スバルや日産も多くをラインナップしています。

 200万円未満のセダン5車種では、どうしても年配の方向けというイメージがありますが、もう少し上の車格ならスポーティなモデルも選べます。

 もはやミニバンと軽自動車の地位は不動のものですが、この先もセダンの灯は消えることはないでしょう。

【了】

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