7年ぶり“正式”復活! 三菱「新型パジェロ」発表! 新たな「本格クロカン」は先行予約“殺到”で5500台を受注! 高性能4WDの「三菱の新フラッグシップ」12月17日に発売
三菱自動車工業は、新型クロスカントリーSUV「パジェロ」の日本国内向けモデルを正式に発表しました。12月17日に発売予定です。
新型「パジェロ」日本国内で正式に発表 立ち上がり好調
三菱自動車工業(以下、三菱)は2026年10月29日、新型クロスカントリーSUV「パジェロ」の日本国内向けモデルを正式に発表しました。12月17日に発売予定です。
10月1日から予約受注を開始しており、10月28日までに今年度目標販売台数を上回る約5500台を受注したといいます。

パジェロは、初代が1982年に登場しました。従来の「ジープ」で培った高い悪路走破性を引き継ぐとともに、乗用車のような都会的なスタイルをもたせ、三菱のフラッグシップ(旗艦)としてブランドを牽引するモデルとなりました。
また、初代から世界で最も過酷と言われるラリー競技「パリ・ダカールラリー(現:ダカールラリー)」に参戦し、幾度もの総合優勝を飾るなど、モータースポーツにおいても活躍。その性能と信頼性を世界に示し、三菱ブランドを世界に知らしめることになりました。
1991年に登場した2代目は、当時のRV(現在のSUV)ブームと相まって、一時は新車販売台数ランキングで1位を記録するなど大ヒットを飾ります。オートキャンプ場やスキー場では荷物を満載したパジェロが多数集まり、RVの定番として広く知られることになりました。
計4世代で世界170以上の国と地域において累計325万台を販売しましたが、製造を担っていた岐阜県の工場閉鎖や本格四輪駆動車の需要の低下に伴い、2019年9月に日本仕様車の生産が終了。2021年7月には輸出向けモデルの生産も終了し、初代から39年にわたる歴史に一度幕を閉じます。
それから約5年が経過した2026年5月、三菱は新中長期ビジョンの発表の場で、パジェロを復活させると明言し、今年度中の投入が正式に示されました。
このパジェロ復活の背景には、クロスオーバーSUVの増加に伴い、本格派のクロスカントリーSUVの需要が高まっていることや、三菱自動車としてブランドをけん引するモデルが不在となっていたことがあります。
そして2026年9月2日、新型パジェロが世界初公開され、今回、正式に日本仕様車が発表された形です。

5代目となる新型パジェロは、ピックアップトラック「トライトン」のラダーフレームをベースに、キャビンや足回りを専用開発するなどの改良を施し、歴代のように、悪路走破性と上質かつ快適な乗り心地の両立を目指したといいます。
さらに、「三菱自動車らしさ」を体現する「尖った商品・ブランドの強化」を担うフラッグシップモデルと位置づけられています。
新型パジェロは生産国であるタイを始め、日本、オーストラリアの順に展開。その後はアセアン、中南米、中東など世界約100か国へ広げる計画です。
ボディサイズは、全長4920mm×全幅1925mm×全高1910mm、ホイールベース2870mmです。先代の4代目と比較し、全長は20mm、全幅は50mm、全高は40mm、ホイールベースは90mm拡大しています。
パワーユニットには、新開発の2.4リッター直列4気筒クリーンディーゼルターボを採用しました。最高出力は150kW(204馬力)・最大トルクは480Nmで、スポーツモード付き8速オートマチックトランスミッションと組み合わせます。
骨格は3代目や4代目のモノコックとは異なり、高剛性のラダーフレームを採用。、サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン式独立懸架、リアが新開発の5リンク式リジッドです。
駆動方式は4WDで、そのシステムは三菱が長年培ってきた「スーパーセレクト4WD-II(SS4-II)」を搭載。これに独自の車両運動統合制御システム「S-AWC」を組み合わせ、路面状況を問わず、安定した走行性能を実現します。
前後トレッドは1630mm、最低地上高は230mmです。アプローチアングルは30.4度、ランプブレークオーバーアングルは22.6度、デパーチャーアングルは25.8度で、悪路におけるクリアランスも確保しています。
外観は水平基調のスクエアなプロポーションで、三菱の最新デザインテーマ「ダイナミックシールド」を進化させたフロントフェイスを採用。フロントグリルはグレードによって、水平基調のスタイルと、ハニカム形状の2タイプを用意します。
また、外観の各所には歴代モデルのオマージュ要素も取り入れ、かつての背面背負い式スペアタイヤ風のリアデザインや初代のロールバーをモチーフとしたCピラーなどを採用しました。
室内は3列7名乗車のレイアウトで、1列目の着座位置はトライトンより30mm高く、2列目には150mmのロングスライド機能があります。
インフォテイメントとメーターは上級グレードで14.3インチ大型ディスプレイ2枚を連続させた「モノリスディスプレイ」を構成し、歴代で装備した高度計、方位計、車両の傾きなどを示すマルチメーター機能も利用できます。
フラッグシップモデルらしい高級感も追求し、インパネやドアトリムには日本の伝統工芸「木目込み」に着想を得た縫製技法を施したレザーを採用するなど、上質さも持ち合わせています。
先進運転支援システムでは、高速道路での同一車線運転支援「マイパイロット」を始め、予防安全の「三菱e-Assist」などを搭載。3Dマルチアラウンドモニターやフロントアンダーフロアビューなど、悪路走行に役立つ機能も搭載しています。
日本仕様車のグレードは「GLS」「GSR」「エクシード」「スーパーエクシード」の4種類で、価格(消費税込)は順に619万3000円、676万5000円、693万円、795万800円となっています。
三菱自動車工業 取締役代表執行役社長 岸浦 恵介氏は、今回の発表に際し、以下のようにコメントしています。
「新型パジェロを心待ちにしているお客様にお届けできることを大変うれしく思います。パジェロは三菱自動車を象徴するフラッグシップモデルであり、当社ブランドをけん引する重要なモデルです。
先行して販売しているタイでも高い評価をいただいており、日本のお客様にもようやくお届けすることができます。今回の投入を機に、より多くのお客様に三菱自動車らしい走破性、安心・安全・快適、そして冒険する楽しさをお届けするとともに、三菱自動車ブランドのさらなる成長につなげてまいります」
Writer: くるまのニュース編集部
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