ガソリンスタンドで「子ども」が給油ってアリ?ナシ? 最悪「失明」のリスクも? 「これは絶対にあり得ない行為」な理由とは
ガソリンスタンド店員の投稿をきっかけに、セルフスタンドでの子どもの給油行為が波紋を呼んでいます。一体どのような内容なのでしょうか。
「子どもに給油させるのは絶対NG」失明や引火のリスクも?
ガソリンスタンドはドライバーにとって日常的に利用する身近な存在です。
なかでもセルフスタンドといえば、ドライバー自身が安全に給油操作を行う場所ですが、最近では子どもに給油をさせる行為をめぐり、SNS上で大きな話題となっています。一体どのような内容なのでしょうか。
最近、SNS上ではガソリンスタンド店員による「子どもに給油をさせた経験や、なぜさせているのか」を問いかける投稿が大きな話題となりました。
投稿者は、子どもに給油をさせる親が多い現状や、店員が注意しても舌打ちをされたり逆ギレされたりするケースがある旨を訴え、波紋を呼んでいます。
この投稿に対し、ネット上では「これは絶対にあり得ない行為!」「お花に水やりをするのとは訳が違う」「犯罪行為と言ってもいいくらい危険」といった厳しい意見が殺到。
さらに「子どもに給油させる親は、万が一の引火事故のことまで頭が回っていないのではないか」と、親側の危険認識の甘さを問題視する声も多く上がりました。
実際、現場ではどれほど危険視されているのでしょうか。
山口県岩国市を中心にガソリンスタンドを展開する「ウエムラエナジー」でも、公式サイトなどで「セルフスタンドで、子どもの給油は絶対におやめください」と題した注意喚起を行っています。
同社が2024年8月に発信した投稿では、夏休み期間中に親子で給油に訪れ、子どもに作業をさせている光景が見受けられるとし、危険を防止するため監視業務を行う従業員から直接お声掛けを行っていると明かしています。
特に夏場などの気温が高い時期はガソリンが気化しやすく、飛び散った液体や蒸気が目に入るなどして重傷を負う恐れがあります。
同社は「実際に、子どもが給油する行為で目にガソリンが入ってしまう、衣類にかかってしまうなどの事故が全国各地で発生している」と指摘し、注意を呼びかけています。
現場からの継続的な発信からもわかるように、今回のSNSの話題に限らず、問題の根本的な解決には至っていない実態がうかがえます。
こうした危険性について、JAF(日本自動車連盟)東京支部の担当者も警鐘を鳴らします。今回の話題についてコメントを求めると、次のように回答しました。
「ガソリンは静電気でも引火する可能性のある非常に爆発性の高い危険物質です。給油作業をする際には、お子さまが給油口やノズルに近づかないよう十分注意してください」
JAFの公式サイトでも解説されているように、そもそもガソリンは、マイナス40℃という極低温であっても気化する極めて爆発性の高い物質です。
気化した可燃性ガスは空気よりも重いため地面やくぼみ周辺に溜まりやすく、離れた場所にあるわずかな火元からでも一瞬で引火・爆発を起こす危険があります。
また、子どもの給油における危険性として特に問題なのは、クルマの給油口がちょうど子どもの顔の高さにあたることです。
ガソリンは揮発性が極めて高く、皮膚に付着すればやけどを負う危険があるほか、目に入れば失明の恐れがあり、気化した可燃性ガスを吸い込むだけでも体に害を及ぼします。

安全にセルフ給油を行う基本手順として、まずはエンジンを停止して窓を閉め、必ず「静電気除去シート」に触れて体内の静電気を逃す必要があります。
給油中はノズルを奥までしっかり差し込み、自動停止後の継ぎ足し給油は行わないようにしましょう。
万が一ガソリンが溢れてしまった場合は、一度に大量のガスが気化して大変危険なため、セルフスタンドであっても常駐しているスタッフへ連絡して対処を依頼しましょう。
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セルフスタンドを利用する際は、危険性をしっかりと認識し、子どもを安全な場所に待機させた上で大人が責任をもって給油を行うことが強く求められます。
Writer: 青田 海
2023年4月よりライターとして活動を開始。初心者にもわかりやすく読みやすい構成を心がけ、自動車を中心に新車情報、カーライフにまつわる話題など幅広い記事を執筆している。芸能分野に詳しい。



























