国交省ブチギレ!? 299号“正丸峠”に出没の「大・迷惑改造車」をその場で検挙! 「爆音&シャコタン」スポーツカーに「すぐに車を直しなさい」命令! 不正改造車の取締りを実施 埼玉

国土交通省 関東運輸局と自動車技術総合機構は、埼玉県の正丸駅で実施した特別街頭検査の内容を発表しました。10台の不正改造車に整備命令書を交付したといいます。

正丸峠で不正改造車を検挙

 国土交通省 関東運輸局と自動車技術総合機構は2026年10月19日、埼玉県飯能市で実施した特別街頭検査の内容を公表しました。27台の車両を検査し、10台の不正改造車に整備命令書を交付したといいます。
 
 不正改造の実態は、どのようなものだったのでしょうか。

2026年9月の西武正丸駅前での特別街頭検査の様子(画像:自動車総合技術機構)
2026年9月の西武正丸駅前での特別街頭検査の様子(画像:自動車総合技術機構)

 国内の公道を走行するクルマは、全車が一定の安全・環境基準を定めた「保安基準(道路運送車両の保安基準)」に適合している必要があります。

 しかし、装置の取り付けや取り外しなどの不正改造を行ったことにより、この保安基準に適合しなくなると公道での走行は違法となります。

 こうした不正改造は、安全や環境に悪影響を与えるだけでなく、周囲の交通や近隣住民にも危険を及ぼしたり迷惑をかけることにもなります。

 主な不正改造の例としては、「直管(消音器の取り外し)」や競技用マフラーの取り付け、保安基準で定められた最低地上高に満たない「シャコタン」や「バネカット」、タイヤがフェンダーなどからはみ出た「ハミタイ(回転部分の突出)」、車体幅を超える大きなウイングやスポイラーなどの取り付け、視界を妨げる「フルスモ」「ハチマキ」などが挙げられます。

 直管にしたり競技用の爆音マフラーを取り付けると、排気音が爆音となり、始動・走行時に近隣の大迷惑になります。

 シャコタンやバネカットは、最低地上高「9cm」を切った状態となると、車体やマフラー、エンジン下部などを路面に強打し、致命的な車両故障を引き起こして立ち往生したり、踏切や多少の段差を乗り越えられず、円滑な交通の妨げになります。

 さらに、道路びょうやマンホールなどの道路設備に車体が引っかかれば火花が発生し、周囲に燃え移ったり、車両火災に至る危険性もあります。

 またハミタイの状態にしたり車体幅を超えるウイングやスポイラーを取り付けると、交差点の右左折時に歩行者を巻き込んだり、ケガをさせる可能性があります。取り付けが不十分な場合や、安全が担保されていない製品であれば、走行中に外れて事故になることもあります。

 すべての改造が不正改造になるわけではなく、正しく販売されているパーツを装備し、保安基準を満足していれば問題はありませんが、上記のような著しく保安基準を逸脱する改造は違法です。

 さて、今回関東運輸局と自動車技術総合機構は、埼玉県警とともに飯能市内で街頭検査(検問)を実施しました。

 検問は2026年10月17日から18日の深夜にかけ、西武秩父線 正丸駅前の駐車場で実施しました。

 この正丸駅周辺の国道299号は、飯能市から秩父市を経て群馬県方面に向かう国道ですが、正丸駅周辺の「正丸峠」は曲がりくねった道が多く、夜間は一般車両の通行が少ないため、深夜になると国道上でレースまがいの競争行為が行われたり区間タイムを競う「走り屋」が出没することで有名です。

 前提として、走り屋行為自体も違法となりますが、こうした走り屋はクルマを改造して性能を向上させるために爆音マフラーや最低地上高を割るサスペンションを取り付けるなどといった不正改造も目立ちます。

 今回は、クルマ25台、バイク2台に対し、不正改造がないかを調べました。

 すると10台(うちバイク1台)で、違法な灯火の取り付け(9件)、最低地上高不足(5件)、騒音基準を満たさないマフラーの取り付け(6件)が確認されました。

 検問当時の写真を見ると、不正改造車のなかには、しばしば走り屋が好む旧型の国産スポーツカーが検挙されている様子も確認できます。

 これら10台の使用者にはその場で道路運送車両法に基づき、「整備命令書」が交付されます。

 整備命令書とは、「15日以内に、保安基準に適合させるように必要な整備を実施せよ」という文書で、使用者はクルマをすみやかに修理したうえで、最寄りの陸運局などに持っていき、直接の確認を受ける必要があります。

 関東運輸局は「引き続き、街頭検査の実施などを通じて不正改造車の排除に取り組んでまいります」とコメントしています。

「排除」という強い言葉を使い、我が物顔で迷惑をかける不正改造車を断固として許さない方針を示しています。

【画像】「ええぇぇ…」 これが「検挙された不正改造車」です! 画像で見る(20枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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