新型「グラベルレースバイク」登場! フルチェンで「50mmの幅広タイヤ」に対応! 走破性&スピード追求のキャニオン「グレイル」発売

ドイツの自転車ブランド、「CANYON(キャニオン)」がグラベルレースバイク「GRAIL(グレイル)」をフルモデルチェンジして第3世代となりました。最大57mm幅のタイヤに対応しつつ走破性と空力性能を高い次元で両立し、新設計のコクピットや収納機構なども注目ポイントです。日本では4モデルが展開されます。

プロライダーの要望から生まれたワイドなタイヤクリアランス

 ドイツの自転車ブランド「CANYON(キャニオン)」から、グラベルレースバイク「GRAIL(グレイル)」の第3世代が登場しました。最大の特徴は、前世代の最大42mmから57mmへと拡大したタイヤクリアランスです。

 また走破性と空力性能を高い次元で両立し、新設計のコクピットや収納機構なども注目ポイントです。日本では最上位の「CFR Di2」から「CF 7」までの4モデルが展開されます。

CANYONのグラベルレースバイク「GRAIL」が第3世代となって登場
CANYONのグラベルレースバイク「GRAIL」が第3世代となって登場

 開発の背景には、2024年に行われたアメリカでもっともメジャーなグラベルレース「Unbound Gravel」を制し、新型「グレイルCFR」で「The Traka 360」でも勝利したロサ・クローザー選手らの要望がありました。荒れた路面を速く走り抜けるため、50mmを超える幅広タイヤを装着できる設計を目指したのです。

 この変更に伴い、駆動系はフロントギアがシングル専用となりました。フロントダブルとの互換性を持たせる場合、タイヤクリアランスが最大50mmに制限されるからです。

 さらに、ドライブ側のチェーンステーには新たにソリッド構造を採用し、強度を確保しながらタイヤ周辺の空間を広げています。なお、前モデルの標準タイヤは45mm幅です。

 空力性能の進化も見逃せません。35km/hで実施した風洞試験では、第2世代に40mm幅タイヤを装着した際の抗力が115.7Wだったのに対し、第3世代は40mmで110.0W、45mmで109.4W、さらに55mm幅でも113.6Wに抑えています。

 つまり、新型は55mm幅のタイヤを装着しても、前世代の40mm幅タイヤ仕様より低い抗力を実現しています。幅広タイヤによる走破性を確保しながら、レースでの速度も追求した設計です。

 ジオメトリーも見直され、ホイールベースは前世代比で10mm延長。スタックは15mm低くなり、より前傾したレースポジションを取りやすくなりました。S~Lサイズではヘッドチューブ角71.5度、トレール値69mmを共通化し、サイズによるハンドリング特性の違いを抑えています。

ポジション調整から収納まで実戦的な機能を充実

「CFR」と「CF SLX」には、工具1本でコクピットの高さや幅を調整できるPACEテクノロジーを搭載しており、幅50mm、高さ20mmの調整範囲で15通りのフィッティングが可能です。

 ステアリングコラムの切断やスペーサーの追加、ブレーキのエア抜きを必要とせず、ライダーに合わせたポジションを設定できます。

 同じく上位グレードには、ダウンチューブ内に収納スペースを設けるLOADストレージも採用しています。

 全モデル共通のVCLSエアロシートポストは、剛性を重視した同等品と比較して25%高い振動吸収性能を実現したといいます。

「CFR」と「CF SLX」の完成車には、オフロードでの操作性を考慮した新設計のControl Dropsを標準装備しており、さらに好みに応じてリーチやフレア角の異なるRace DropsやCompact Dropsへ交換可能です。

 全モデルに備わるGear Grooveには、ライトやサイクルコンピューターのマウントに加え、長距離走行向けのエアロエクステンションも装着可能です。

 日本国内ラインナップと価格(消費税4%込み)は以下の通りです。サイズは2XS~2XLの7サイズを用意します。

「GRAIL CFR Di2」=94万0000円。カラー:マーキュリー・バースト。シマノGRX Di2 800系とDT Swiss GRC 1100ホイールを採用

「GRAIL CF SLX 8 AXS」=77万9000円。カラー:モノクローム。SRAM Force XPLR AXSとDT Swiss GRC 1400ホイールの組み合わせ

「GRAIL CF SLX 7 Di2」=61万9000円。カラー:メタリック・アシッド、モノクローム。シマノGRX Di2 700系とCanyon GR 50 CFカーボンホイールを装備

「GRAIL CF 7」=35万9000円。カラー:クリーン・スレート。シマノGRX 600系の機械式変速を採用しながら、Newmen Advanced G.34カーボンホイールを標準装備

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Writer: くるまのニュース編集部

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