トヨタ「アルファード」よりデカい新型「8人乗りミニバン」に注目! “発光する巨大グリル”&全長5.3mボディ採用! 豪華なメルセデス・ベンツ「VLE」独国仕様とは?

メルセデス・ベンツの新型「VLE」は、アルファードを上回る大型ボディに、発光するグリルや豪華な室内装備を採用した最大8人乗りの高級ミニバンです。その特徴を紹介します。

メルセデス・ベンツ新型「8人乗りミニバン」に注目!

 メルセデス・ベンツは2026年3月10日、ドイツ・シュトゥットガルトで新型「VLE」を世界初公開しました。同年4月にはドイツで受注が始まり、その後もグレードや装備の選択肢が広がっています。

 VLEは、広い室内空間と充実した快適装備を備えた大型の電動ミニバンです。メルセデス・ベンツは「グランドリムジン」と位置づけており、ミニバンならではの使い勝手と高級セダンのような乗り心地を兼ね備えているのが特徴です。

 日本への導入も期待される新型VLEは、どのようなモデルなのでしょうか。

豪華すぎるメルセデス・ベンツ「VLE」!
豪華すぎるメルセデス・ベンツ「VLE」!

 VLEには、メルセデス・ベンツが新たに開発したEV専用プラットフォーム「VAN.EA」を初めて採用。ボディサイズは全長5309mm×全幅1999mm×全高1951mmという堂々とした大きさです。

 トヨタ「アルファード」(全長4995mm×全幅1850mm×全高1935mm)と比較しても全長・全幅ともに大きく、ゆとりのある室内空間を確保しています。

 エクステリアは、全体的に丸みを帯びた流麗なフォルムが特徴で、フロントには存在感のある大型グリルを配置。オプションでグリルの外周が発光するイルミネーションも用意されています。

 また、メルセデス・ベンツの象徴であるスリーポインテッド・スターをモチーフにしたライトデザインも印象的です。

 スポーティな外装パーツを採用した「AMGライン」や、さらに専用装備を充実させた「AMGラインプラス」も設定され、より精悍なスタイルを選ぶこともできます。

 大柄なボディながら取り回しにも配慮されており、最大7度の後輪操舵が可能なリアアクスルステアリングをオプション設定。狭い場所での旋回をサポートします。

 さらに、車高を調整できるエアサスペンション「AIRMATIC」も採用しました。走行状況に応じて車高を変えることで、快適な乗り心地と空気抵抗の低減を両立。空気抵抗係数を示すCd値は0.25を実現しています。

 インテリアには、先進的なデジタル装備を数多く採用しています。

 前席には、メーター用の10.25インチディスプレイと、14インチのセンターディスプレイ、助手席用ディスプレイを一体化した「MBUXスーパースクリーン」をオプション設定。インパネの広い範囲をディスプレイが占める、先進的なデザインに仕上げられました。

 後席向けには、前席上部の天井に格納された31.3インチの8Kパノラマスクリーンを用意。音声操作にも対応しており、映画や動画の視聴だけでなく、内蔵カメラを使ったオンライン会議などにも活用できます。

 加えて、22個のスピーカーを備えた「ブルメスター3Dサラウンドサウンドシステム」も設定され、車内で迫力のある音響を楽しめるのも魅力です。

 車両の制御には、メルセデス・ベンツが独自開発した車載OS「MB.OS」を採用。インフォテインメントや運転支援システムなどを統合的に管理するほか、無線通信によるソフトウェア更新にも対応しています。

 シートは最大3列8人乗りで、用途に応じてさまざまな配置を選択可能です。

 なかでも注目したいのが、電動シートの位置を遠隔操作で変更できる「リモート・バリアブル・リアスペース」です。

 車内のディスプレイやスマートフォンのアプリからシートを移動させることができ、足元の広さを優先したり、荷室を拡大したりと、目的に合わせてレイアウトを変更できる仕組みとなっています。

 上級仕様には、マッサージ機能やフットレストなどを備えた「グランドコンフォートシート」も用意されました。

 手動式シートには移動用のローラーが組み込まれており、前後への移動や取り外しも可能。家族での移動からビジネスシーンでの送迎まで、幅広い用途に対応できる室内空間が確保されています。

 パワートレインは、前輪駆動の「VLE 300 electric」と、4WDの「VLE 400 4MATIC electric」の2モデルをラインアップしています。

 VLE 300 electricは最高出力203kWを発揮し、使用可能容量115kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。WLTPモードでの航続距離は最大713kmに達します。

 これに対して、上級モデルのVLE 400 4MATIC electricは後輪にもモーターを搭載した4WD仕様で、最高出力は310kW。0-100km/h加速は6.5秒という性能を備えています。

 バッテリー容量はVLE 300 electricと同じ115kWhで、最大654kmの航続距離を確保しました。

 両モデルとも800Vの電気アーキテクチャを採用し、急速充電にも対応。VLE 300 electricでは、条件が整えば15分間の充電で最大355km分の航続距離を回復できるとしています。

※ ※ ※

 ドイツでは2026年4月にVLE 300 electricの受注が始まり、7月には装備やグレードの選択肢を拡大。9月には4WDのVLE 400 4MATIC electricも受注を開始しました。

 価格もラインアップの拡充に伴って見直され、ドイツでは2026年9月時点で、5人乗りのVLE 300 electricが7万735.39ユーロ(日本円で約1244万円/2026年10月下旬のレート)からとなっています。

 今後はボディを延長したロングタイプや、80kWhのバッテリーを搭載する仕様も追加される予定です。

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Writer: 大西トタン@dcp

(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

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