208万円超のダイハツ「タント」は何が違う!? ターボ×4WD&“黒い足元”が精悍! 遊べる「ファンクロス」最上級仕様とは
ファミリーユーザーを中心に根強い支持を集めるダイハツ「タント」シリーズのなかで、SUVテイストの「ファンクロス」シリーズ最上級に位置づけられるのが「ファンクロスターボ 4WD」です。200万円を超える価格帯ですが、どのような仕様なのでしょうか。
208万円超の「タント」は何が違う?
ダイハツは2026年8月31日、「タント」シリーズの一部改良を実施しました。
シリーズのなかでも、SUVテイストの「ファンクロス」最上級モデルに位置づけられるのが「ファンクロスターボ 4WD」です。200万円を超える高価な仕様ですが、今回の改良でどのように進化したのでしょうか。
2003年に初代モデルが登場して以来、タントは軽自動車市場で「軽スーパーハイトワゴン」という新ジャンルを開拓したパイオニア的存在です。
広大な室内空間と、2代目から採用されているセンターピラーレスの後席スライドドア「ミラクルオープンドア」による卓越した使い勝手の良さから、ファミリー層を中心に絶大な支持を集めてきました。
現行の4代目は2019年に登場し、新開発のDNGAプラットフォームを初採用することで走行性能・静粛性・安全性能などあらゆる面で進化を遂げています。
ラインナップは通常モデルのタントに加え、迫力あるデザインの「タントカスタム」、そしてアクティブ仕様の「タント ファンクロス」の3バリエーションで展開されており、子育て世代を中心に幅広いユーザーに支持されています。
パワートレインは660cc自然吸気(NA)エンジンとターボエンジンを用意し、駆動方式は2WD(FF)と4WDから選択可能です。

なかでもファンクロスのエクステリアは、フロントバンパーやサイドモールにクラッディングを採用することでSUVテイストを演出しています。
メガネやレンチのような独特な外観がとても個性的で、アウトドアシーンにマッチするスタイルに仕上げられました。
ボンネットフードはタント(標準モデル)のなだらかに下るラインと異なり、ウェストラインから直線的に伸びフロントグリルにほぼ直角に落ちるデザインを採用しています。
タントともタントカスタムとも異なる、ファンクロスだけの個性的な佇まいが最大の魅力です。
今回実施された一部改良では、そのタフな印象をさらに高めてくれる進化を遂げています。
タントシリーズ全体で安全装備の強化が図られたほか、タント ファンクロスでは、ドアミラーとドアアウターハンドルがブラックマイカメタリックになったほか、14インチ・15インチのアルミホイールもブラック化され、より引き締まった印象へと進化しました。
カラーバリエーションにおいては、新色「スムースグレーマイカメタリック」と「ブラックマイカメタリック×スムースグレーマイカメタリック」が新たに追加されています。
なお自然吸気エンジン搭載車とターボエンジン搭載車が用意されるタント ファンクロスですが、見た目上大きな変化はありません。
見た目の主張を抑えつつ、走行性能をしっかり底上げしたいユーザーには適した選択といえます。
またファンクロスターボには2WDと4WDの両方が用意されており、今回取り上げる最上級の4WD仕様は、キャンプ場や雪道、未舗装の林道といったアウトドアシーンでの走行安定性を重視するユーザーに向いています。
ファンクロスというアウトドア志向のコンセプトを踏まえると、4WDとの組み合わせはこのグレードの世界観に最も合致した仕様といえるでしょう。
ターボエンジンによる力強い加速も加わることで、荷物を積んだ状態での坂道走行や高速道路への合流でも余裕のある走りが期待できます。
新しくなったタントシリーズの販売価格(消費税込)は、タントのベーシックグレード「L」(2WD)の149万6000円から、「カスタムRS」(4WD)の214万5000円まで幅広く設定されています。
今回取り上げるファンクロスターボ(4WD)の208万4500円は、タントシリーズ全体のなかでも上位の価格帯に位置していることが分かります。
最高額のカスタムRSが本革巻きステアリングや15インチホイール、そしてエアロパーツやメッキアイテムを多用した豪華なエクステリアといった「上質さ」で勝負するグレードであるのに対し、ファンクロスターボ 4WDはアウトドアでの実用性と走破力で選ばれるグレードという、明確なキャラクターの違いがあります。
アウトドア志向のスタイリングとターボ×4WDの走行性能を持ちながらも、タントの代名詞であるセンターピラーレスの後席スライドドア「ミラクルオープンドア」はファンクロスターボでも標準です。
キャンプ用品や大きな荷物の積み下ろしがしやすいこの装備は、レジャー用途で頻繁に荷物を出し入れするファンクロスユーザーにとって、特に恩恵の大きい機能といえます。
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タント ファンクロスターボ 4WDは、個性的な外観、ターボによる力強い走り、4WDによる悪路対応力、そしてタント譲りの使い勝手の良さをすべて兼ね備えた、シリーズのなかでも特にレジャー志向の強いグレードです。
208万4500円という価格はタントシリーズのなかでも高水準ですが、キャンプや雪道でのアクティビティを本格的に楽しみたいユーザーにとっては、その価格に見合うだけの実用性と個性を提供してくれる一台といえるでしょう。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。































