マツダの「ロータリー搭載スポーツカー」に熱視線! 名車「RX-7」より短い美麗ボディ&370馬力! 市販化が待たれる「アイコニックSP」とは
マツダが2023年に世界初公開した「アイコニックエスピー」は、モーターで走るコンパクトスポーツカーのコンセプトです。その存在は、マツダのエンジン開発体制にも影響を与えました。いまだ市販化のウワサも絶えない同モデルの動向について紹介します。
マツダの「ロータリー搭載スポーツカー」に熱視線!
2023年秋、鮮やかな赤をまとった1台のスポーツカーが世界初公開されました。マツダが手がけたコンセプトカー「アイコニックエスピー(MAZDA ICONIC SP、以下アイコニックSP)」です。ロータリーエンジンで発電し、モーターで走る2シーターです。
公開後、アイコニックSPに寄せられた大きな反響は、のちにマツダがロータリーエンジン開発グループを復活させる後押しとなりました。
発表の舞台は、2023年10月に「東京モーターショー」から名称を改めて開催された「ジャパンモビリティショー(JMS)2023」です。
マツダはこのアイコニックSPを、「クルマが好き」というお客さまの気持ちに応える、新しい時代に適合した、新しいジャンルのコンパクトスポーツカーコンセプトとしています。
軽量・コンパクトなロータリーエンジンをクルマの中央部に寄せて搭載するコンセプトにより、低いボンネットを実現しています。
アイコニックSPのボディサイズは全長4180mm×全幅1850mm×全高1150mm、ホイールベースは2590mmです。1991年に登場した市販ロータリースポーツカー「RX-7」(FD型)と比べると、全長は短く、全高は低く抑えられています。

リトラクタブルヘッドライトを思わせるデザインや、跳ね上げ式のシザーズドアも備えています。
JMS2023で展示されたアイコニックSPのボディカラーは「ヴィオラ・レッド」です。鮮やかな発色を追求すると同時に、造形を際立たせる陰影感を生み出すことを目指したとしています。
インテリアはインディゴ・ブルーを基調とし、白いパーツには、広島の特産である牡蠣の殻を再利用した素材を採用しています。このほか、植物由来のバイオ素材やリサイクル繊維なども内装に使われています。
パワートレインは「2ローターロータリーEVシステム」です。ロータリーエンジンは駆動用ではなく、発電を担うジェネレーターとして働きます。水素などさまざまな燃料を燃焼できる拡張性を持つのも特徴です。
カーボンニュートラル燃料で発電し、搭載バッテリーを再生可能エネルギー由来の電力で充電すると、実質カーボンニュートラルでの走行が可能になるとしています。
最高出力は370PS、車両重量は1450kgで、パワーウェイトレシオは3.9です。前後重量配分は50:50で、駆動にはモーターを用います。屋外のレジャーや災害時には、電力を供給することもできます。
2024年1月の「東京オートサロン2024」で、マツダの毛籠勝弘社長は、アイコニックSPへの大きな反響に背中を押されたとして、同年2月にロータリーエンジン開発グループを立ち上げると表明しました。
実際に翌月、同グループは約6年ぶりに復活し、発電用ロータリーエンジンの進化や規制対応、カーボンニュートラル燃料への対応に取り組む体制となりました。
マツダのデザイン本部長である中山雅氏は、近い将来、量産モデルにするという強い意思をもってデザインしたと語っています。
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大きく話題を集めたアイコニックSPでしたが、2026年10月時点でマツダのロータリースポーツカー復活への道筋は明らかになっておらず、プロトタイプモデルの発表や、開発車両が公道で目撃されたという情報も確認されていません。
いっぽうでSNSなどでは「ぜひ市販してほしい」「このままの形で出たら即予約したい」といった、市販化を望む声も多く寄せられています。
市販化に向けたプロトタイプモデル、いわば「アイコニックSP“Ver.2”」の姿が明らかになる日を、今から心待ちにしたいところです。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。



















































































