26年活躍した“激レア車両”が「廃車」に… ほぼ“絶滅状態”の「カクカクボディ+希少シャシ」採用! 気づけば現存数“激減”の「日デ7E」 JRバス関東で「最後の1台」が廃車に
ジェイアールバス関東は公式SNSで、福島県内の白河支店で長年活躍した路線バス車両「L528-00505号車」が廃車になったと報告しました。
現存数激減の「日デUAワンステ+7E長尺」が廃車に
ジェイアールバス関東は2026年10月13日、公式SNSを更新。福島県内の白河支店(福島県白河市)で長年活躍した路線バス車両、日産ディーゼル「UA型」の「L528-00505号車」が廃車になったと報告しました。
一体どのような車両だったのでしょうか。

日産ディーゼル「UA型」は、日産ディーゼル(現:UDトラックス)がかつて販売していた大型路線バスです。1970年代にデビュー後、年々厳しくなる排出ガス規制ともにモデルチェンジを重ね、2005年に後継の「スペースランナーRA」にバトンタッチしました。
日産ディーゼルの路線バス車両は、日産ディーゼル自体はシャシの製造だけを担当しており、ボディは富士重工業(現:スバル)や西日本車体工業(通称:西工、すでに解散)などの架装メーカーによって行われているのが特徴です。
JRバス関東のL528-00505号車(福島200か560・以下、505号車)は、UA型のうち、1995年に登場した「平成6年排気ガス規制」に対応するモデルとなります。2000年6月に製造され、型式は「KC-UA460NAN改」です。
この車両は新車時に当時の棚倉支店(福島県)に配置されていましたが、同支店の廃止時に現在の白河支店に所属。かつての鉄道廃線跡地を利用した路線「白棚線(はくほうせん)」の運用を経て、近年は第一線から退き、バスファン向けイベントなどで余生を送っていました。
505号車の特徴としては、高い収容力を誇るロングホイールベースの長尺車(N尺)であり、しかも低床で乗りやすく、車椅子利用者にも対応する「ワンステップ」タイプとなっていることが挙げられます。
また、ボディは富士重工業が製作した、スクエアデザインが特徴の車体「R17型E(通称:7E)」を組み合わせています。
2000年式のUA型自体は全国のバス事業者に大量導入されており、当初はまったく珍しいものではありませんでしたが、日々の運用による経年劣化や年々強まる排気ガス規制、補修パーツの枯渇などの影響で廃車が進行しています。
特に、2000年まで販売された、型式が「KC-」から始まる「平成6年排気ガス規制」適合モデルは、多くが30年近くを迎えており、全国でも残存数が激減し、絶滅の危機に瀕している状況です。
また、7Eのボディも1980年代から2000年代初頭にかけ、全国のバス事業者に大量導入されており、日産ディーゼルだけでなく、いすゞや日野、三菱ふそうなどのシャシと組み合わせたものが普及し、全く珍しくありませんでした。
しかし、富士重工業では20年以上前にバスボディの製造を終了しており、現存する後期製造の改良型(通称:新7E)車両もボディの劣化とシャシ自体の陳腐化、補修パーツの枯渇から、近年は全国で急速に数を減らしています。
そうしたこともあって、505号車はバスマニアの間では非常に有名な車両となっています。
この505号車は、2026年5月24日に開催されたイベント「白棚線バス専用道運転体験会」での運用を最後に引退しており、その後は白河支店に留置されたままとなっていました。
しかし、引退からおよそ5か月、ついに廃車のため支店を退くことになったのです。JRバス関東の公式SNSは、以下のように投稿し、505号車への感謝を述べています。
「白棚線での営業運転はもちろん、晩年は運転体験会用の車両としても多くのお客さまに親しまれました。
今日までたくさんのお客さまを乗せて走り続けてくれて、本当にありがとう」
なお同日、6月で引退した「M527-97305号車」(日野「ブルーリボン」・福島200か19-75・型式KC-HT2MMCA)も旅立っています。




































