“281馬力”の新型「“ちいさい”スポーツカー」“実車”初公開! 全長4.1mの「GRヤリス」級ボディに“専用”内外装デザイン! FFスポーツのオペル「コルサGSE」仏国で披露
オペルは2026年10月12日、高性能コンパクトカー新型「コルサGSE」をパリ・モーターショーで実車を初公開しました。全長4.1m級のボディに高性能パワートレインを搭載する新モデルは、どのようなクルマなのでしょうか。
281馬力を発揮する高性能FFホットハッチ
オペルは2026年10月12日(現地時間)、フランスで開催されている「パリ・モーターショー2026」において、高性能BEV(バッテリー式電気自動車)新型「コルサGSE(Corsa GSE)」の実車を初公開しました。
コルサGSEは、ドイツで高い人気を誇るコンパクトカー「コルサ」をベースにした高性能モデルです。初代コルサに設定されたスポーツモデル「GSi」の伝統を受け継ぎ、歴代の市販コルサで最も高い出力を実現しています。すでにドイツでは受注が始まっており、今回のパリ・モーターショーが初めての実車公開となりました。
最大の特徴は、そのコンパクトなボディからは想像しにくいほどの高い動力性能です。搭載する電気モーターは最高出力281馬力・最大トルク345Nmを発揮し、0-100km/h加速はわずか5.5秒を実現。現行オペルの市販モデルでは最も速い加速性能を誇り、最高速度は180km/hに達します。
ボディサイズは全長4082mm×全幅1773mm(ドアミラー格納時)×全高1426mm、ホイールベース2557mmで、5ドアハッチバックを採用しています。
日本車では、トヨタの高性能コンパクトカー「GRヤリス」に近いサイズです。GRヤリスは全長3995mm×全幅1805mm×全高1455mmで、コルサGSEの方が全長は87mm長く、全高は29mm低くなっています。
ただし、両車のパワートレインや車体構成は大きく異なります。GRヤリスは最高出力304馬力・最大トルク400Nmを発揮する1.6リッター直列3気筒ターボエンジンを搭載した3ドアの4WD車ですが、コルサGSEは281馬力の電気モーターで前輪を駆動する5ドアのFF車です。
コルサGSEでは、高い出力を路面に伝えるため、トルセン式のLSD(差動制限装置)を採用。専用設計のアクスルなどを組み合わせたローダウン仕様のスポーツシャシーも備え、コーナリング性能や走行安定性を高めています。
走行モードは「スポーツ」「ノーマル」「エコ」の3種類を設定。スポーツでは281馬力をフルに発揮する一方、ノーマルでは231馬力となり、エコでは最高速度が150km/hに制限されます。さらに、加速や速度に応じて音が変化する専用のアクティブスポーツサウンドも搭載しました。
エクステリアも高性能モデルらしい仕上がりです。フロントとリアにはGSE専用のバンパーを採用し、ワイドなホイールアーチや車体下部にはブラックの加飾を配置。ブラックルーフやリアスポイラーを組み合わせ、スポーティなスタイリングを強調しています。
足元には、3本スポークデザインの18インチアルミホイールを装着し、ミシュラン製「パイロットスポーツ4S」(215/40R18)を組み合わせています。ホイールの奥には、GSEロゴが入った鮮やかなイエローのアルコン製ブレーキキャリパーが備わります。
インテリアには、アルカンターラを使用した専用パフォーマンスシートを採用。ブラック、グレー、イエローを組み合わせたチェック柄は、往年のスポーツモデルを思わせるデザインです。鮮やかなイエローのシートベルトも備え、車内でも高性能モデルならではの雰囲気を楽しめます。
さらに、10インチのタッチスクリーンでは、加速タイムやGフォースなどのパフォーマンスデータを表示。スポーツ走行時に役立つ情報を確認できるようになっています。

搭載するリチウムイオンバッテリーの容量は54kWhで、実際に使用できる容量は51kWhです。航続距離はWLTPモードで最大374kmを確保し、DC急速充電ではバッテリー残量20%から80%まで約27分で充電できます。
また、荷室容量は通常時で267リットル、後席を倒すと最大1042リットルまで拡大します。シートヒーターやステアリングヒーター、アダプティブクルーズコントロール、180度リアビューカメラなども標準装備し、日常での使い勝手にも配慮されています。
加えて、車載バッテリーから外部の電気機器に給電できるV2L機能にも対応。専用アダプターを利用することで、電動自転車や電気グリルなどへの電力供給も可能です。
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ドイツでの価格(付加価値税込み)は3万9900ユーロ(約708万円 ※2026年10月中旬時点の為替レート換算)からです。
オペルによると、同等装備の「コルサ・エレクトリック」と比べて数千ユーロ高い価格設定ながら、約2倍の出力を実現しているといいます。
コンパクトなサイズと実用性を維持しながら、本格的なスポーツ走行にも対応する高性能電動ハッチバックとして注目されます。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。























