四国「8の字ルート」一部開通で交通が“激変”! 「川渡りルート」完成で渋滞“完全解消”も!? 「事故多発の県道」もガラガラに “タテ移動”の新道路「徳島南部道」小松島南IC〜阿南ICの開通効果を発表
国土交通省 徳島河川国道事務所は2026年8月26日、3月に開通した徳島南部自動車道・小松島南IC~阿南IC間について、開通後4か月の交通状況を調査したレポートを公開しました。
開通から4カ月、交通状況に大きな変化
国土交通省 徳島河川国道事務所は2026年8月26日、3月8日に開通した徳島南部自動車道・小松島南IC~阿南IC間(無料区間)の延長3.2kmにおける交通状況を調査したレポートを公開しました。
開通から4カ月後を経て、現地ではどのような効果が出ているのでしょうか。
徳島南部道は、徳島県徳島市から県南部に位置する阿南市を結ぶ、延長22.4kmを計画する高規格幹線道路です。
四国全域をカバーする8の字状の道路ネットワーク「四国8の字ネットワーク」を構成する主要な幹線道路の1つです。
2021年(令和3年)に徳島沖洲IC~徳島津田IC間(無料区間)の延長2.4kmが開通したのを皮切りに、2022年(令和4年)には徳島JCT~徳島沖洲IC間(有料区間)の延長4.7kmが開通。
そして2026年(令和8年)3月に開通した小松島南IC(徳島県小松島市立江町)~阿南IC(徳島県阿南市下大野町)間の延長3.2kmと合わせ、徳島市を中心とする県東部の交通を支える重要な道路となっています。

小松島南IC~阿南IC間は、阿南市の北部を流れる「那賀川」を越える新ルートとなっており、これまで那賀川を超える主要ルートとなっていた海側の国道55号のほか、県道130号線「大林津乃峰線」、県道22号線などの交通が転換されることで、周辺地域で課題となっていた渋滞の緩和や交通事故の抑制といった効果に期待されていました。
開通から4カ月を経て実施した交通状況の調査結果を見ると、朝夕の通勤時間帯に約600mの渋滞が発生していた県道130号線「那賀川橋」付近は、渋滞が完全に解消されていることが確認されました。
事故が多発していた県道22号線では平均旅行速度が約25.6km/hから約37.3km/hに向上し、県道130号線と県道24号線の平均旅行速度も約21.3km/hから約28.8km/hに向上。周辺道路の混雑が緩和されているのが明確となりました。
また、小松島南IC~阿南IC間の12時間あたりの交通量は約3300台で、並行する県道22号の交通量は約8600台から約6800台に減少。県道130号線でも約1万3500台から約1万2100台に減少しています。
全体の交通量では約2万2100台から約2万2200台に微増となっており、周辺の道路ネットワークの効率化によって、スムーズな交通の流れを実現していることがうかがえます。
交通状況の改善によって、周辺地域に拠点を構える企業においても効果を実感する声があがっているといい、渋滞緩和などの影響を受けて所要時間のバラつきが軽減されて、定時性とアクセス性の向上を感じているというアンケート結果も添えられています。
また、地域の救急医療においても整備効果が出ているようで、徳島県南部地域から三次救急医療機関である「徳島赤十字病院」に向かう搬送ルートは、所要時間が約28分から約22分へと約6分の短縮を実現。急ブレーキの発生頻度も約2割減少と安全性の向上が見られます。
救急医療関係者からも「現道利用時と比べて搬送時間の短縮や走行性の向上が見られます」と整備効果を実感する声が寄せられています。
なお、徳島南部道では徳島津田IC~小松島南IC間が事業中で、開通時期は未定となっています。
全線開通を迎えればより多くの利用が見込まれ、徳島県だけでなく四国全体に好影響をもたらすと期待が寄せられています。
Writer: 春山優花里
フリーランスの編集記者。WEB媒体を中心に15年以上メディア業界で働くなんでも屋。幼少期に叔父の書斎で見た膨大なミニカーコレクションに圧倒され、クルマやバイクに興味を持つ。漫画やアニメ、ゲームが好き。
























