三菱「“次期型”デリカ」まもなく発表か! 20年ぶり全面刷新で超タフな「大空間ボディ」へ劇的進化! 伝統の“悪路走破”受け継ぐ「最強の4WDミニバン」新型“D:6”どうなる!
現行型の「デリカD:5」は、2007年1月のデビューより度重なる大幅改良を実施しながら、20年近くにわたって根強い人気を維持し続けるロングセラーモデルですが、そろそろフルモデルチェンジを期待する声もあがっているようです。待望の新型「デリカ」(デリカD:6)像について、三菱が2023年に発表したミニバンコンセプトカー「D:Xコンセプト」をベースに考察します。
コンセプトカーから紐解く「新型デリカ“D:6”」の姿
三菱の人気オールラウンダーミニバン「デリカD:5」は、2007年1月のデビューから20年近くにわたって今なお根強い人気を集めるロングセラーモデルです。
度重なる大幅改良を実施しながら最新スペックを維持し続けていますが、SNSなどでは「そろそろフルモデルチェンジを」と期待する声もみられます。
待望の“次期型デリカ”(仮称:新型「デリカD:6」)は、どうなるのでしょうか。
新型デリカD:6を予想するうえで参考になるのは、三菱が未来の「デリカ」をイメージして描いたというコンセプトカー「D:Xコンセプト(MITSUBISHI D:X Concept)」でしょう。
2023年に世界初公開された同車は、PHEV(プラグインハイブリッド)と車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を採用した、3列6人乗りの電動クロスオーバーミニバンコンセプトです。
当時三菱はその車名について、Dは「discover(発見する)」、Xは「experience(経験)」を意味すると説明していましたが、誰の目からも「DELICAの“D”」であることは明白でした。
お披露目の舞台は、2023年10月に「東京モーターショー」から名称を改めて初めて開催された「ジャパンモビリティショー(JMS)2023」。
プレスカンファレンスで当時の加藤隆雄社長は、D:Xコンセプトについて「カーボンニュートラル社会の実現を見据え、電動化技術と四輪制御技術を中心に当社の技術の粋を集めたコンセプトカー」と紹介しました。

室内には、上下動・回転する「パノラミックシート」を全席に装備。休憩時には前席を後方に回転させ、乗員全員で会話を楽しめる室内空間を作ります。このほか、ヤマハと協業したオーディオシステムも採用しています。
フロントウインドウと連続して足元まで繋がる「シースルーボンネット」には、前方の路面状況とフロントタイヤの切れ角などを組み合わせて表示。宙に浮いたような運転体験ができる「エアリアルコックピット」を実現したとしています。
デザインコンセプトは“絶対安全大空間×絶対走破性”。キャビン前方からDピラーまで続くサイドウインドウグラフィックと堅牢なDピラーでデリカらしさを表現し、張り出したオーバーフェンダーと大径タイヤで力強さを強調しています。
さらに前後のスキッドプレートなどにより、荒れた路面でも安全・安心に走行できる高い走破性を実現したとしています。
各ピラーには、デリカD:5で高い安全性に定評のある環状骨格構造「リブボーンフレーム」を、さらに強化して採用しました。
外観は、フロントに「ダイナミックシールド」をさらに進化させたデザインを採用。T字型のランプにはプロジェクションレーザーライトを採用し、路肩を照らす光によって前方の道幅を的確に把握でき、狭い道路でも安心して走行できるとしています。
ボディカラーは、ラグジュアリーなグランピングをイメージしたカッパーです。
こうした内外装のテイストが、エッセンスとして新型デリカD:6に採用される可能性は非常に高いでしょう。
現行型のデリカD:5は、パワートレインに2.2リッター直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンと8速ATを組み合わせます。
これに対しD:Xコンセプトは、コンセプトカーに多くみられるBEV(バッテリーEV:電気自動車)ではなく、三菱が得意とするPHEVを選んでいます。
三菱車ユーザーの多くはアウトドアを楽しむため、長距離移動を好む傾向があるといいます。
デリカD:5が根強く支持されているのも、悪路で活きる粘り強いパワー特性と、優れた高速燃費を兼ね備えるディーゼルとの相性が良いからでしょう。
PHEVも近い出力特性を持ちます。充電インフラが整わない地域でも安心して移動できる実用性も重視したパワートレインであり、現実的な設計思想といえます。
新型デリカD:6には、このPHEVが採用される可能性が高そうです。
またD:Xコンセプトは、電動4WDに車両運動統合制御システムのS-AWCを組み合わせました。
2007年に登場した「ランサーエボリューションX」から採用されている三菱の独自技術で、車高の高いワンボックスでありながら、乗用車ライクな乗り味を実現したとしています。
なおS-AWCは、デリカのフルモデルチェンジを待たず、2026年1月に登場したデリカD:5の大幅改良モデルへ新搭載されました。
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デリカシリーズは、1968年の初代「デリカコーチ」の発売以来、「デリカスターワゴン」や「デリカスペースギア」など、ミニバンや1BOXの利便性に本格四輪駆動車「パジェロ」譲りの4WDシステムを組み合わせたタフなモデルをメインに展開し、58年の歴史を持つ伝統的なブランドです。
来年2027年は、現行型デリカD:5デビュー20周年を迎える節目の年となります。
このタイミングで次期デリカ(新型デリカD:6)の全容が明らかになるのか、大いに期待が高まります。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

































































