マツダ「ロータリー“4ドア”クーペ」! 2ローター・ロータリーターボエンジン搭載で510馬力! ネオ・オーセンティックデザイン採用の「MAZDA VISION X-COUPE」とは

2026年10月13日から10月16日までJapan Mobility Show Bizweek 2026が開催予定です。過去のJapan Mobility Showでは、2025年にマツダが「MAZDA VISION X-COUPE」を公開していました。510馬力のロータリーPHEVは、走るほど大気中のCO2を減らせるといいます。どのようなクルマなのでしょうか。

「ネオ・オーセンティック」とは?

 2026年10月13日から10月16日までJapan Mobility Show Bizweek 2026が開催予定です。2025年10月に開催されたJapan Mobility Show 2025のプレスカンファレンスでマツダは、コンセプトカー「MAZDA VISION X-COUPE(マツダ ビジョン クロスクーペ)」を世界初公開しました。

 同車は、2035年に向けた展示テーマ「走る歓びは、地球を笑顔にする」を具現化する2台のビジョンモデルのうちの1台です。

 搭載するのは、2ローター・ロータリーターボエンジンとモーター、バッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドシステム。最高出力510PSを発揮し、モーターのみで160km、エンジン併用で800kmの航続距離を実現します。

 さらに、微細藻類由来のカーボンニュートラル燃料と、マツダ独自のCO2回収技術「マツダ モバイル カーボン キャプチャー(Mazda Mobile Carbon Capture)」の組み合わせで、走るほどに大気中のCO2を削減できます。

 具体的には、微細藻類がCO2を吸収した燃料を使うことでCO2排出量を約90%削減し、さらにカーボン キャプチャーで排気ガス中のCO2を20%回収。合わせて110%となり、大気中のCO2に対して10%のカーボンネガティブを実現する構想です。

 ボディサイズは全長5050mm×全幅1995mm×全高1480mm、ホイールベースは3080mm。アウタードアハンドルの存在を感じさせないスリークなサイドビューが印象的で、大きく膨らんだボリューム感のあるリヤクオーターまわりも見どころです。

 マツダによると、MAZDA VISION X-COUPEは「ネオ・オーセンティック」の第一弾。クルマが本来持っている美しさ、カッコよさを大事にしながら、新しい時代にマッチさせるために再構築しているといいます。

 これまでのテーマだった”引き算の美学”をより追求し、「MAZDA RX-VISION」で掲げていた生命観のある動きさえも排除。さらに、マツダが築いてきたシグネチャーウイングと大開口グリルによるフロントマスクも排除し、シグネチャーウイングを想起させる最小限の意匠を残したそうです。

 フロントは中央にエンブレムを配し、薄型の2眼LEDヘッドランプの下に「V」字の下半分を切り取ったようなライトシグネチャーを配置。リヤコンビランプはブーメランあるいは渦を巻いたようなデザインで、ライトオンで浮かび上がる「MAZDA」のブランドロゴも目を惹きます。

 インテリアは、ドライバーの眼前に飛行機の計器のような丸型の3眼メーターが浮かび上がる非常にシンプルな構成。座ったときに余計なモノがなく視界が広がる空間を狙い、ディスプレイを下げるレイアウトにチャレンジしたとのことです。

”510PS”の「ロータリーターボPHEV」を搭載!
”510PS”の「ロータリーターボPHEV」を搭載!

 ここで思い出したいのが、2023年のJapan Mobility Showで世界初公開されたコンセプトカー「MAZDA ICONIC SP(マツダ アイコニック エスピー)」です。こちらは最高出力370PSを発生する「2ローターRotary-EVシステム」を採用していました。

 VISION X-COUPE自体はコンセプトカーで市販を前提としたものではありませんが、関係者は「パッケージングは市販に移せるもの。すべてのメカニズムをきちんと配置したうえで、このプロポーションを作っている」と話しています。

※ ※ ※

 510PSのロータリーターボPHEVと、走るほど大気中のCO2を減らす回収技術。そして、シグネチャーウイングと大開口グリルまで手放した「ネオ・オーセンティック」のデザイン。

 MAZDA VISION X-COUPEは、マツダが2035年に描く「走る歓びは、地球を笑顔にする」という未来像を、1台のクルマのかたちにして見せたモデルでした。そのデザインのエッセンスが、これからの量産車にどう受け継がれていくのかにも注目です。

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Writer: くるまのニュース編集部

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