マツダ新型「マツダ2」!? 全長3.8mの「“ちいさい”5ドアハッチバック」! ツルツルボディ&“INSIDE OUT”な内装デザイン採用のビジョン・クロスコンパクトとは
2026年10月13日から10月16日までJapan Mobility Show Bizweek 2026が開催予定です。過去のJapan Mobility Showでは、2025年にマツダが「ビジョン クロスコンパクト」を公開していました。共感型AIと語り合う“親友”のような存在を目指したビジョンモデルでした。
全長3.8mの“親友”
2026年10月13日から10月16日までJapan Mobility Show Bizweek 2026が開催予定です。2025年10月に開催されたJapan Mobility Show 2025のプレスカンファレンスで、マツダはビジョンモデル「MAZDA VISION X-COMPACT(マツダ ビジョン クロスコンパクト)」を世界初公開しました。
全長4mを切るボディに、人の感覚をデジタル化した「人体・感性モデル」と共感型AIを融合させた1台です。
同じ舞台には「MAZDA VISION X-COUPE(マツダ ビジョン クロスクーペ)」も並び、2035年の「走る歓びは、地球を笑顔にする」という展示テーマを具現化する2台のビジョンモデルとしてお披露目。コンパクトのほうは、人とクルマの絆を深め、親友のような存在を目指す未来像を示すモデルでした。
ボディサイズは全長3825mm×全幅1795mm×全高1470mm、ホイールベースは2515mm。5ドアのコンパクトカーという点では「MAZDA2」と共通しますが、現行MAZDA2の全長4080mm×全幅1695mmと比べると、255mm短く、100mmワイドです。
車名の「X」は「クロス」と読みます。マツダは、これまでの魂動デザインがエレガントな美しさを表現してきたのに対し、ビジョンクロスコンパクトではクルマ全体で塊感のある強い骨格の動きを表現し、そこへ愛着のあるコンパクトらしさを掛け合わせたと説明しています。
エクステリアは、直立したフラットなフロントグリルを備え、ボディ全体を凹凸の少ない滑らかな面でまとめた造形です。
インテリアの大きなテーマは「没入する一体感」。ボディカラーが車内を横断する“INSIDE OUT(インサイドアウト)”なデザインで、内と外が自然につながる空間を表現しました。マツダは、ディスプレイなどの情報類を視線移動の少ない範囲に集約し、運転への没入を促すデザインだと説明しています。
コックピットは円形のメーター以外に何もないようなシンプルな造り。ステアリングはスマートフォンが納まるほどコンパクトに設計され、クルマと向き合って対話するような感覚を意識しています。
その対話の中身が、人体・感性モデルと共感型AIの融合です。気取らない会話ができ、気分や状況に応じて行き先を提案してくれる親友のような存在として、人とクルマの絆を深めることを目指しました。
インテリアデザイナーの高橋氏(「高」ははしご高)は「自転車みたいにさっと乗れて、近所を乗り回せるくらいに身軽でシンプルで、親友のような存在に」との想いを語っています。会場で完成形を前にしては「迫力とクオリティがあり、やってきたことは間違ってなかった」と振り返りました。

2026年1月21日から2月22日には、東京・南青山のマツダ トランス 青山(MAZDA TRANS AOYAMA)でも実車が展示され、次期MAZDA2を予感させる存在として注目を集めました。
いっぽうで、パワートレインの詳細や性能は明らかにされておらず、市販化についても示されていません。そんななか、MAZDA2は2026年8月をもって国内向けの生産を終了することがアナウンスされています。
毛籠勝弘社長は2026年5月の決算説明会で、タイで開発を進める次期「CX-3」を2027年に市場投入する計画を説明。日本のBセグメントではSUVの比重が高まり、ハッチバックの市場が縮小しているとも伝えられています。
マツダはビジョンクロスコンパクトを、人とクルマの絆を深めるスマートモビリティの未来像として説明しています。いっぽうで、次期MAZDA2を示す直接的なコンセプトカーではないとされており、それでも後継を予感させる1台として関心を集めてきました。
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マツダ ビジョンクロスコンパクトは、数値やスペックよりも、人とクルマの関係そのものを差し出した1台でした。市販化の行方はまだ見えません。それでも、全長3.8mの“親友”が投げかけた問いの答え合わせを、静かに待ちたいところです。
Writer: くるまのニュース編集部
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