モータースポーツ発の極限AT「GR-DAT」はいかにして生まれたのか? 開発パートナー アイシンの熱き挑戦と、次世代スポーツATへの道【PR】

テストコースで登場したのはラリー仕様のGRヤリス。ラリー専用のGR-DATを搭載しており、ギア比の変更をしていたり、摩擦材潤滑をレベルアップ仕様にしていたりするが、基本は量産品と同じとのことだ
テストコースで登場したのはラリー仕様のGRヤリス。ラリー専用のGR-DATを搭載しており、ギア比の変更をしていたり、摩擦材潤滑をレベルアップ仕様にしていたりするが、基本は量産品と同じとのことだ
テストコースで登場したのはラリー仕様のGRヤリス。ラリー専用のGR-DATを搭載している
テストコースで登場したのはラリー仕様のGRヤリス。ラリー専用のGR-DATを搭載しており、ギア比の変更をしていたり、摩擦材潤滑をレベルアップ仕様にしていたりするが、基本は量産品と同じとのことだ
テストコースを走るラリー仕様のGRヤリスと山本シンヤ氏のGRヤリス
今回の撮影では山本シンヤ氏のGRヤリスと、広報車のGRカローラが里帰りをした
今回の撮影では山本シンヤ氏のGRヤリスと、広報車のGRカローラが里帰りをした
今回の取材ではアイシン安城地区のテストコースでの撮影も実施。手前から、筆者である山本シンヤ氏の愛車でGR-DATを搭載したGRヤリス、同じく搭載のGRカローラ、そしてアイシンが全日本ラリーで使用しているラリー車だ
トヨタの豊田章男会長が提案して生まれた「GR-DAT」。これは2ペダルでスポーツ走行のハードルを大きく下げるものだ。筆者(山本シンヤ氏)は、開発を担当したアイシンへ愛車のGRヤリスで向かった。ここは世界の自動車メーカーにトランスミッションを供給する変速の聖地である
技術者たちの思いに触れた充実の取材。DATが変えた「ATの常識」。その革新を支えたメンバーと共に、取材のフィナーレを笑顔で飾る
GR-DATは激しいシフトや、走行風が当たりにくいラリー等の極限状況を想定。標準を大幅に上回る過酷な評価パターンを導入し、プロが「壊れるまで追い込む」実走テストを繰り返して弱点を徹底的につぶし、信頼性を研ぎ澄ませている
進化型GRヤリスの目玉装備である新開発の8速のGR-DATは、モータースポーツの現場で鍛え抜かれた逸品だ。スポーツ走行に最適化されたギアレシオはパワーバンドを外さず連続的な加速を可能にしている
基礎となるハードの耐久性には絶対の自信。しかしスポーツ走行に適応させるための課題は多かった
ATFクーラーを2基搭載することで冷却性能を向上。燃費よりも性能維持に特化したスポーツカー専用設計だ
進化型GRヤリスの目玉装備である新開発の8速のGR-DATは、モータースポーツの現場で鍛え抜かれた逸品だ。スポーツ走行に最適化されたギアレシオはパワーバンドを外さず連続的な加速を可能にしている
GR-DATはMTの6速を超える8速を採用。この多段化はパワーバンドを外さない鋭いレスポンスの要となる
アイシンのミュージアムに並ぶトランスミッションのカットモデルの前で真剣に話を聞く山本シンヤ氏。 スペースの都合で3速が限界とされたFFカローラだが、アイシンは4速ATの必要性を考え、開発に踏み込んだ
アイシンのミュージアムに並ぶトランスミッションのカットモデルの前で真剣に話を聞く山本シンヤ氏
写真はGR-DATのベースとなるFF8速DAT(AWF8F)だ。TNGA思想を具現化した初のATで、2016年に登場し、大幅な軽量・コンパクト化を実現。ワイドレンジなギア比、低フリクション、ダイレクト感など、ATの基本性能を全方位でレベルアップさせたGR-DATの母体だ
写真はGR-DATのベースとなるFF8速DAT(AWF8F)だ。TNGA思想を具現化した初のATで、2016年に登場し、大幅な軽量・コンパクト化を実現。ワイドレンジなギア比、低フリクション、ダイレクト感など、ATの基本性能を全方位でレベルアップさせたGR-DATの母体だ
写真はGR-DATのベースとなるFF8速DAT(AWF8F)だ。TNGA思想を具現化した初のATで、2016年に登場し、大幅な軽量・コンパクト化を実現。ワイドレンジなギア比、低フリクション、ダイレクト感など、ATの基本性能を全方位でレベルアップさせたGR-DATの母体だ
ATの黒子としての役割を捨て自らの走りを主張するGR-DAT。開発陣のこだわりが製品の端々からあふれ出ている
スポーツ走行では意のままに操れるレスポンスこそが命だ。また、極限状態での連続走行を想定したタフネスさも必要。GR-DATは滑らかさや燃費という従来のATの常識を打破し、競技で勝つための変速機として誕生した
スポーツ走行では意のままに操れるレスポンスこそが命だ。また、極限状態での連続走行を想定したタフネスさも必要。GR-DATは滑らかさや燃費という従来のATの常識を打破し、競技で勝つための変速機として誕生した
写真中央に縦に並ぶ円柱形のものが、高応答な小型リニアソレノイドだ。これらによって、従来のATに比べ変速時間を50%以上短縮した俊敏なシフトを生んでいる
GR-DATについて思いを語る、アイシン 製品開発センター パワートレイン製品本部 T/M技術部 T/M第1設計室の第1グループ主幹の眞鍋正典氏(写真左)。取材では同グループ主任の須賀務氏(写真右)、同要素製品本部 コンポーネント技術部 第2ケーシング設計室で第1グループチームリーダーの澤口慎司氏(写真中央)からもお話を聞けた
自信と謙虚さが入り交じる開発陣の表情。アイシンが築いてきた歴史を背負い、次世代のATを語る
GR-DATの取材を通して、「自分たちの技術にする」という創業期の熱量は、今もエンジニアたちの胸の中に脈々と流れていると感じる
ミュージアムのエントランス。アイシンのヒストリーが学べる
ミュージアムのトランスミッション内部構造の展示
ここからはアイシン安城工場に隣接するミュージアムにて、アイシンの歴史を振り返る。施設を案内してくれたのは、アイシン製品開発センター技術開発本部で、第2先行開発部主査を務める加藤博氏(写真右から2人目)と、同 グループ経営戦略本部 総合企画部 渉外室 室長 棚橋克行氏(写真右から1人目)だ
アイシンの歴史は、挑戦の連続だった
トヨグライドを前にその話を聞く山本シンヤ氏。トヨグライドは後にトヨタの社長となる豊田章一郎氏と、アイシンの社長となる豊田稔氏が当時アメリカで先行していたAT搭載のシボレーに乗り、その技術に未来性を感じたことが開発のキッカケだったそうだ
当初、ボルグワーナー社は技術の優位性を背景に自社に有利な合併比率を求めていたが、アイシンは「単なる下請け工場」になることを拒み対等な立場を要求。何度も議論を重ねて50:50の比率に合意したそうだ
トヨグライドはオートマチック時代の到来を予測して開発した、日本初のトルクコンバータ付きオートマチックトランスミッションだ
トヨグライドはオートマチック時代の到来を予測して開発した、日本初のトルクコンバータ付きオートマチックトランスミッションだ
トヨグライドはオートマチック時代の到来を予測して開発した、日本初のトルクコンバータ付きオートマチックトランスミッションだ
英国で部品寸法を鉛筆で紙に書き写した技術者たち。国産AT技術確立への執念である
英国で部品寸法を鉛筆で紙に書き写した技術者たち。国産AT技術確立への執念である
「後がない」と言う意味を込めた「プロジェクトZ」という名の下、若手とベテランが挑んだ世界戦略車への4速AT搭載だった
3カ月で異例の2000台全数検査を実施し、品質保証を徹底
社内から集められた「7人の侍」と呼ばれる尖ったエンジニア。ATの次を見据えた自由な研究が秋葉原の一角で進められた
人間と意思を通わせる「馬のようなクルマ」を理想に掲げ、150もの研究を遂行した。電動4輪駆動の試作車や、後輪の操舵(そうだ)が可能なHSカー等、独創的な成果は現在アイシンの柱である電動パワートレインやナビ技術を支える基幹技術となった
人間と意思を通わせる「馬のようなクルマ」を理想に掲げ、150もの研究を遂行した。電動4輪駆動の試作車や、後輪の操舵(そうだ)が可能なHSカー等、独創的な成果は現在アイシンの柱である電動パワートレインやナビ技術を支える基幹技術となった
人間と意思を通わせる「馬のようなクルマ」を理想に掲げ、150もの研究を遂行した。電動4輪駆動の試作車や、後輪の操舵(そうだ)が可能なHSカー等、独創的な成果は現在アイシンの柱である電動パワートレインやナビ技術を支える基幹技術となった
1985年に東京・秋葉原に設立された「エクォス・リサーチ」。「尖った才能」を持つエンジニアが数名招集され、自由な研究体制が敷かれた
アイシンの技術者は「世界戦略車であるカローラにこそ、燃費と静粛性に優れた4速ATが必要」と、若手からベテランまでが一丸となって、2階建て構造(カウンターシャフト式)を考案した
GRカローラとGRヤリスの四輪駆動は「GR-FOUR」と名付けられている
GRカローラの四輪駆動配分を示したメーター表示
GR-DAT搭載車はパドルシフトも装備されている
GRカローラのフロントバンパー。冷却用のエアインテークが効率よく配置されている
筆者の山本シンヤ氏は愛車のGRヤリスでアイシンに到着
アイシン ラリーチーム チーフメカニックの榊原宏晃氏と同乗走行に挑む山本シンヤ氏。その乗り味はいかに?
アイシン ラリーチーム チーフメカニックの榊原宏晃氏と同乗走行に挑む山本シンヤ氏。その乗り味はいかに?
テストコースで解説するアイシン ラリーチーム ゼネラルマネージャーの平井政希氏。同氏はパワートレイン製品本部 信頼性技術部 業務改革室 主査も兼務している
テストコースを走るGRヤリス。山本シンヤ氏の愛車とアイシンチームのラリー仕様だ
今回の撮影では山本シンヤ氏のGRヤリスと、広報車のGRカローラが里帰りをした
ミュージアムの前に並ぶGR-DAT搭載車たち。この施設は新入社員研修でも使用するそうだ
ラリー仕様のGRヤリス
ラリー仕様のGRヤリス
ラリー仕様のGRヤリスの車内
ラリーカーのステアリングには、DATの電撃的な変速をいかなるハンドル角からでも瞬時に呼び出せるシングルパドルがあった
アイシンが所有するラリー仕様のGRヤリスには、ステアリング操作時の車両の応答遅れを低減し クイックなレスポンスに仕上げる同社のドアスタビライザーが装着されていた
ラリー仕様のGRヤリスの車内
山本シンヤ氏の愛車とGRカローラで記念写真!

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