SUBARU車は雪道に強い、は本当? 新型「フォレスター」をプロスノーボーダー「関口敬」がリアルな雪山で使い倒す!その印象とは【PR】
雪国やゲレンデなどに赴くと、SUBARU車が走っている姿を良く見かけます。「SUBARU車は雪道最強」というウワサを聞くこともありますが、それは本当なのでしょうか?プロスノーボーダーの「関口敬(せきぐちたかし)」さんが、ゲレンデまでの実際の使用シーンでフォレスターの雪性能を検証しました。
スバル 新型フォレスターで挑むのは雪深い山の林道
こんにちは、プロスノーボーダーの関口敬(せきぐちたかし)です。僕は19歳でスノーボードのプロ資格を取得してから数々の競技に参戦しましたが、自分が求めているものはそこではないな……と思うようになり、選んだ道は「バックカントリー」でした。
バックカントリーとはゲレンデなどの管理されたエリア以外でスノーボードをする事です。当然、リフトなどはないのでボードを担ぎながら山を登ります。
最近は体力を温存し、よりハードなポイントにアタックするためにスノーモービルを使いますが、その直前まではクルマで移動します。
と言っても、ゲレンデまでに向かう道路とは違い除雪もほとんどされていない細い林道を走るため、四輪駆動のクルマはマスト。それに加えて機動力の高いクルマが必要不可欠です。
スバル車は雪道に強いと良く聞くが、果たして本当なのか?
そういう意味では、自分は四駆をリアルに使っているユーザーの1人だと思います。
そんな話を聞きつけたくるまのニュースさんから、「フォレスターを試乗してチェックして欲しい」と言う嬉しいオファーがありました。
これまで自分のライフスタイルから所有までは至らなかったものの、SUBARU車が昔から雪に強いのはよく知っていたし、家には軽トラ最強と言われるサンバーもあったので、SUBARU車への興味はずっと持っており喜んで引き受けしました。
ただ、自分はクルマのメカニズムなどに関してはあまり詳しくないので、今回はモータージャーナリストで自動車研究家の山本シンヤさんに同乗してもらい、レクチャーを受けながら試乗することにしました。
実際のサイズ以上の力強さを感じるフォレスターの外観
初めて見る新型フォレスターの外観は、自分が普段乗っているピックアップトラックと比べるといくらかコンパクトに感じます。
自分はどちらかと言うとクラシカルなスタイルが好きだったのですが、フォレスターのダイナミックで力強いスタイルは好感度が高く、素直にカッコいいと思いました。
遠くから見たときはコンパクトだなと感じましたが、張り出したフェンダーやプレスラインのおかげでより存在感が強く感じます。この辺りのデザインが凄く巧みだなと思います。
今回試乗したモデルはアウトドア志向が強い内外装が特徴の「Xブレイク」ですが、随所に使用されているオレンジがアクセントになっていてアクティブな印象が強いです。
シートやラゲッジボードが撥水加工だから濡れたままでも積み込みOK
運転席に座ってシートポジションを整えます。自分のクルマと比べると内装の仕立ての良さと快適装備の多さに驚きます。
正直言うと濡れたウェアのままシートに座ったり、雪がついたままスノーボードをラゲッジに放り込む…というのは躊躇してしまいそうですが、シートはもちろんラゲッジルームのフロアボードには撥水加工がされていると聞いて一安心。
フォレスターの室内は見た目よりも全然広々で、リアシートを畳めばスノーボードやギアをたくさん積み込めるので、自分のようにクルマを使い倒したい人にとってはありがたいです。
スノーボードは長さがあるのでリアシートを畳むことになりますが、その際にもリアゲート開けたところにシートを畳むためのスイッチがあり、ワンタッチで簡単に操作できます。
実は自分はスノーボーダーのくせに寒さにはホント弱いのですが(笑)、エアコンのヒーターやシートヒーター、ステアリングヒーターの効きの速さが凄く良いことに感心しました。
今のクルマならこれくらい効きが良くて当たり前なのかな?と思っていたら、山本さんから「これもSUBARU車の特徴の1つなんです」と聞きました。こういう部分も雪国の人から愛される理由なのかもしれませんね。
力強いe-BOXERエンジンと素直に曲がる運転感覚を体感
それでは、まず舗装路を走った印象からです。今回は雪道試乗ということで特別にスタッドレスタイヤが装着されていますが、それにも関わらず自分の操作に対してクルマが思い通りにスッと曲がってくれる上に、乗り心地も圧倒的に良いので運転が本当に楽だと感じます。
今回試乗したフォレスターのパワートレインは自然吸気の2リッターエンジンとモーターを組み合わせた「e-BOXER」ですが、アクセルを踏んだ時の力強さはディーゼルエンジン搭載の自分のクルマと比べても決して負けていないレベルです。
ちなみにこのクルマにはパワートレインの特性を変更可能な「SIドライブ」という機能が付いていますが、Sモードにするとまるでターボが付いているかのような加速をします。
そして林道が近づくにつれて道幅がだんだん狭くなっていきますが、ボディサイズの割に扱いやすい事に気が付きました。その理由を山本さんに聞くと「視界の良さ」だと言います。
前方や側方が解りやすいのはもちろんですが、特に印象的だったのは後方視界の良さです。撮影時に何度か細い道でバックしたり切り返しをするシーンがあってそれは凄く感じました。バックモニターももちろん便利ですが、直接視界がこれだけ良いと後方にある障害物との距離感が分かり易いので、あらゆるシーンで助かるな…と思います。