ポータブルカーナビはどれほど進化した!? パナソニックの新型「ゴリラ」CN-G1500VDと旧型モデルを比較検証【PR】
道路上の様々な注意を表示する「安全・安心運転サポート機能」を搭載
安全・安心につながる親切機能が多いのも、最近のゴリラの特徴。画面へ目立つように「一時停止」と表示し音声でも教えてくれるから、標識を見落としそうになってもしっかり一時停止できます。安全につながるし、制限速度がわかるのも便利ですよね。
そのほか「合流」「事故多発!」「この先踏切」「進入禁止」なども教えてくれます。
そして最近は、高速道路での逆走事故もニュースで見かけることが増えましたよね。ゴリラは、高速道路などでクルマの移動する方向から逆走を検知すると「逆走注意」と表示し音声でも警告。危険を知らせてくれます(※4)。
ここまで安全・安心につながる機能を搭載したナビは、実は、ポータブルカーナビに限らず一般的なカーナビのなかでも多くないんですよ。値段も手ごろなゴリラなのに、ここまで充実しているのだから凄いんです。
「リアル方面看板」がさらに進化!「ピクト表示」にも対応
今でも新しい道路は次々と開通していますが、当然ながら古いナビには新しい道路が表示されません。ナビは知らない道での道案内時に最大のメリットを感じますが、せっかくのナビなのに新しく開通した道を案内してくれないとメリットも半減ですよね。
新しいナビは地図データも新しいので、新規に開通した道もしっかり案内してくれます。それは当然なのですが、比べてわかったのは新しいナビで変わっているのは新規開通した道路だけではないこと。
たとえば、道路上にある行き先を案内する看板(方面看板)。それが更新され、記載内容が変わっていることも意外に多いんです。
ゴリラはそんな実際の看板を再現してナビ上に表示する「リアル方面看板」機能を搭載しているのですが、今回のドライブルートだと、「圏央道」が「C4圏央道」に変更されていたり、東北道が追加されていたり古いナビとは行き先の地名が異なる看板もありました。
もちろん、最新のゴリラは看板の変更を反映しているので、実際の道路看板を正確に表示しますし、古いモデルにはない「ピクト表示」にも対応。実際の看板とナビの表示が異なると、知らない場所では混乱しがちですが、それを解消できるというわけです。
最新地図データに更新できる! 全地図更新が3年間無料(※5)
そこもしっかり考えてあるのが、ゴリラのいいところ。
道路地図や音声案内、案内画像、逆走検知データなどは期間中2カ月ごとに部分地図として最新版を用意して無料でアップデート可能。そのうえ、2024年7月末までの間に1回、すべての地図データを無料で最新版へ更新できるんです。(※5)
全地図更新をすると、道路地図や音声案内、案内画像、逆走検知データに加え、全国市街地図、地点検索データ、るるぶDATAなども刷新。次々と開通する高速道路をはじめ、すべてのデータが新しくなると考えればいいでしょう。
その通りです。カーナビって「次々と新しくなるから買い替え時が分からない」と言われがちですが、3年後でも最新の地図が手に入ると考えれば、なるべく早く買い替えたくなってきますよね。
山奥でも建物の形状をリアルに表示する「全国どこでも市街地図」を搭載
初めて訪れる場所をナビに案内してもらう時は、細かく正確に目的地を表示してくれないと困りますよね。
ゴリラは全国の市街地の100%をカバーしている「全国どこでも市街地図」を搭載(※3)。都市でいうと2019年モデルまでは全国1295都市だったのですが、2020年モデルから1741都市へ増加しています。住宅地図で定評のあるゼンリン社のデータだから、細かい道路や建物の形、そして河川の形までしっかりと再現しているのも嬉しいポイントです。
ちなみに、2020年モデル以降のゴリラはゼンリン住宅地図の収録エリアをすべてカバー。ゼンリン社製の全国市街地図を収録し、その上100%の市街地をカバー(※3)しているのはゴリラだけです。
初めて訪れる場所でも、目的地に到着するまでしっかりと案内してくれるのです。目的地に到着する手前でこそ、他のナビとの違いは明確ですよ。
道路状況に応じて最短ルートに変更する「スイテルート案内」(※6)機能
これは最新のゴリラの最大のメリットのひとつといってもいいでしょう。VICS WIDEから受信した交通情報の変化を受けて、もっとも短い移動時間で目的地へ到着できるルートへと変更してくれる「スイテルート案内」の機能です。
VICS WIDEの情報には区間ごとの移動時間が含まれていますが、実は車線ごとの流れの違いまでも把握。それを計算して、目的地までもっともスムーズに移動できるルートを教えてくれるのです。
そして走行中でも交通状況が変わればそれを反映し、いち早く目的地へ到着できるルートへと変更してくれるんですよ。
これを活用できるのもポータブルカーナビではゴリラだけ。しかも今回比較に使っている古いゴリラでは対応していない、2019年モデル以降のモデルだけの機能です。この機能が使えるだけでも、新しいゴリラに買い替える理由は充分と言えるのではないでしょうか。
古いモデルとは全然違う!最新の「ゴリラ」はやっぱりスゴかった
今回新しいゴリラと古いゴリラを同時につかってみたら、正確な地図や看板の情報、正確な位置把握、安全・安心機能の充実、そして地図更新に、渋滞を考慮したルートの案内など、多くの機能が追加されたり進化していることがたくさんわかりました。
もちろん、古いゴリラもそれなりに高機能だし、道案内はしっかりしてくれますから、今使っているユーザーからすれば「まだまだ使える」という気持ちになるのはよくわかります。ですが、こうして新旧を比べてみるとその違いは予想以上に大きなものでした。
いま、全国で次々に新しい道路が開通し、高速道路も整備が進んでいます。古いナビだとそれらは反映されませんが、いっぽうで最新のゴリラならいま買ったとしても、期間中2か月ごとに配信される部分更新と3年後の全地図更新で、最新の地図に更新できる。3年後も地図が古くならないのも心強いですね。
もし古めのポータブルカーナビやオンダッシュカーナビを今愛用している人が居たら、思い切って新しいゴリラにするとドライブがより快適で安全になることは間違いありません。いまこそ買い替え時がやってきたといえるでしょう。
[TEXT:工藤貴宏 Model:沢すみれ Photo:土屋勇人]
(※1)BCNアワード2020:PNDシェア:全国主要家電量販店・パソコン専門店・ネットショップ2,717店のPOS実売統計 集計対象期間:2020年1月~12月 BCN AWARD 2020~2018の集計対象店は2020:2,659店、2019:2,654店、2018:2,608店、集計対象期間は各前年1月~12月
(※2)クルマから取り外して車外で使用する場合、VICS WIDEの受信はできなくなります。
(※3)調査終了時期:2020年7月、収録エリア:1,741都市、無人島など一部離島を除く
(※4)お知らせできる道路・限られます。逆走警告は高速自動車国道(東名高速道路等)で案内します。自動車専用道路(首都高速道路等)は対象外です
(※5)全地図更新は2022年8月から、部分地図更新は2021年8月から、それぞれ2024年7月末まで無料更新可能
(※6)CN-G1500VDのみ
Writer: 工藤貴宏
1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。