「ピンククラウン」で話題となった14代目「クラウン」がド派手な理由とは

挑戦的な機能が盛りだくさん

 14代目「クラウン」の特徴は、やはりその大胆なエクステリアデザインをはじめとする見た目の変化です。「ロイヤル」シリーズと「マジェスタ」のコンフォートモデルには、フロントバンパーまで回り込んだ大型の“王冠”グリルが与えられ、「アスリート」シリーズには稲妻のように切れ込んだスタイルの“王冠”グリルが採用されています。

クラウン特別仕様車アスリートS“空色 edition”の“王冠”グリル

 インテリアにも見た目に明らかな変化があります。センターコンソール上に「トヨタマルチオペレーションタッチ」と呼ばれる大型のタッチパネルが搭載され、エアコンなどさまざまな操作が可能となっています。

 ボディカラーも発表会で登場した「ピンクのクラウン」はおよそ1年の実用化試験を経て限定モデルとして登場。その後「空色」と「若草色」の2色が特別仕様車として追加されています。

 もちろん、中身も大幅な進化を遂げています。14代目「クラウン」の大きな特徴の1つとして、「クラウン ハイブリッド」の消滅があります。これは、ハイブリッドモデル自体が無くなったのではなく、「アスリート」と「ロイヤル」シリーズに編入されたのです。つまり、ハイブリッドモデルは特別なモデルではなく、「クラウン」の中のスタンダードになりつつあることを意味しています。

 14代目「クラウン」では、カタログ燃費が23.2km/Lと大幅向上しただけでなく、販売価格も大幅に見直され、先代のハイブリッドモデルよりも100万円ほど安い価格で販売されるようになりました。

 さらに、いわゆる「自動ブレーキ」と呼ばれる新型の「プリクラッシュセーフティシステム」や「アダプティブハイビームシステム」など最新のインテリジェント機能も備わっています。

トヨタ 14代目「クラウン」の詳細を画像で見る(15枚)

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