突然…「ゴールド免許」がブルー免許に? なぜ? 無事故・無違反なのに… 格下げされた理由は? 取得の条件と気を付けたい“うっかり”とは
無事故無違反でも「あることを忘れると…」 ゴールド免許ではなくなる?
さらに、免許更新でゴールド免許を取得する予定だった人が免許を「うっかり失効」してしまった場合、その後すぐに免許更新の手続きをおこなったとしても、ゴールド免許は引き継がれず、ブルー免許となります。
このうっかり失効とは、災害を受けた、病気や怪我で入院していたなどの「やむを得ない理由」がないにもかかわらず免許証の有効期間を切らしてしまうことをいいます。
「免許更新のお知らせハガキが家に届いていない」、「仕事や介護で忙しかった」などの事情は上記のやむを得ない理由には当たらないため、その点は注意が必要といえるでしょう。

また2025年3月24日からは、運転免許証とマイナンバーカードを一体化した「マイナ免許証」の運用が始まっています。
このマイナ免許証は、マイナンバーカードのICチップに免許証番号や免許証の有効期間、免許の種類・条件などの免許情報が記録されたもので、見た目はマイナンバーカードそのものです。
つまり見た目からはゴールド免許やブルー免許といった免許区分が判別できませんが、スマートフォンやパソコンに「マイナ免許証読み取りアプリ」をインストールし、マイナ免許証を読み取ればICチップに記録された免許情報を確認できます。
ただしマイナ免許証を読み取る際には、免許更新時などに登録したマイナ免許証用の暗証番号の入力が必要となるため、設定した暗証番号を覚えておくことが大切です。
※ ※ ※
警察庁によると、マイナ免許証の券面には免許の有効期間が表示されないものの、これまでどおり免許更新の連絡ハガキは送付されるとのことです。
引っ越しをした際には住所変更の手続きをおこなうほか郵便転送サービスを利用するなど、ハガキが確実に届くようにしておきましょう。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。




























